この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、白央さん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年10月15日)

» きのうのレシピ「自作イクラ黄身おろしのっけ丼」

連載「のっけて、食べる」が一冊の本に!

フードライターの白央篤司さんと料理研究家のしらいのりこさんが、365日毎日交代で綴ったCREA WEBの人気転載「のっけて、食べる」の書籍が発売。365種のレシピの中から厳選した98レシピを収録しました。簡単でおいしくて、ちょっとの工夫で栄養もとれて、しかも洗い物も減らせる……忙しい私たちの助けになること間違いなしの一冊です。

発売日 2024年9月11日(水)
定価 1,540円(税込)
文藝春秋
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vol.93 海鮮あんかけのっけそば

海鮮あんかけのっけそば。
海鮮あんかけのっけそば。

 カット野菜と冷凍シーフードミックスだけで作るあんかけ焼きそば、手軽でいいですよー! カット野菜は炒めもの用150グラム入りを使いましたが、ペロッといけます。野菜不足の人にもおすすめ。

■材料(1人分)

・カット野菜(150g入り):1パック
・冷凍シーフードミックス:80~90g程度
・かた焼きそば:1人分
・鶏がらスープの素:小さじ2/3
・醤油:小さじ1
・塩、こしょう:少々
・水:100ml
・酒:大さじ1
・サラダ油:小さじ1
・水溶き片栗粉:水、片栗粉を小さじ2ずつでよく混ぜ合わせる

■作り方

(1) シーフードはパッケージの指示どおりに解凍しておく。

(2) フライパンに油をひいてカット野菜を入れ、軽く炒める。

(3) フライパンに水、鶏がらスープの素、醤油、(1)を入れ、フタをして6~7分煮る。

(4) 一度味見をして、塩こしょうで味をととのえる。水溶き片栗粉でとろみをつけ、皿にかた焼きそばをのせて、あんをかける。

 水溶き片栗粉ですが、混ぜたらすぐに加えてください。粉が沈殿しやすいのでね。で、私はこの作業がとても面倒なので「水溶きいらずの片栗粉」的なものを買っています。粉のままふりかけて、混ぜればとろみがつく便利なもの。スーパーでもよく売られていますよ。

 作り方の(4)で味見をするのは、鶏がらスープの素の塩気がものによって結構違うため。お酢が平気な方は、塩気を弱めて仕上がりにお酢少々をかけてもおいしいです。

 しかし昨日のしらいさんのイクラ、うまそうでしたねえ。黄身おろしってのがオツというか「にくいねッ!」というか。日本酒持って遊びに行こう。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

» 連載「のっけて、食べる」レシピ一覧

次の話を読む【たっぷり野菜の麺レシピ】舞茸入り肉みそのっけうどん 盛岡じゃじゃ麺の味を再現!

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.10.15(火)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔