この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年10月18日)

» きのうのレシピ「仙台麩の玉子とじ丼」

連載「のっけて、食べる」が一冊の本に!

フードライターの白央篤司さんと料理研究家のしらいのりこさんが、365日毎日交代で綴ったCREA WEBの人気転載「のっけて、食べる」の書籍が発売。365種のレシピの中から厳選した98レシピを収録しました。簡単でおいしくて、ちょっとの工夫で栄養もとれて、しかも洗い物も減らせる……忙しい私たちの助けになること間違いなしの一冊です。

発売日 2024年9月11日(水)
定価 1,540円(税込)
文藝春秋
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vol.96 玉テキ丼

玉テキ丼。
玉テキ丼。

 「トンテキ」は分厚い豚肉をケチャップソースに絡めたものですが、今回は玉ねぎをステーキにして、豚テキのソースに絡めてしまうという、なんちゃってにもほどがある、玉テキ丼です。

 さすがに玉ねぎだけだと寂しいので、ソースに薄切り肉を入れてます。もちろん若者にはきちんと分厚い豚肉を焼いて、このソースを絡めてあげてください。

■材料(1人分)

・玉ねぎ:2/3個
・小麦粉:大さじ1
・豚ばら薄切り肉:50g
・にんにく:1/2片
・ごはん:適量

【合わせ調味料】
・中濃ソース、ケチャップ、みりん:各大さじ1
・醤油:小さじ1

・オリーブオイル:大さじ1
・パセリ(あれば):適量
・こしょう:少々

■作り方

(1) 玉ねぎは1センチの厚さに切り分け、小麦粉を薄くつける。豚肉は細かく切る。合わせ調味料は混ぜ合わせておく。にんにくは薄切りにする。

(2) フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて弱めの中火で熱し、にんにくがきつね色になったら取り出す。

(3) 玉ねぎを並べて蓋をし、2分ほど焼いたらひっくり返す。豚肉を加え、ほぐしながら焼く。2分ほどしたら合わせ調味料を加えて全体をなじませる。

(4) にんにくをのせ、こしょうをふり、あればパセリをふっていただく。

 厚切り肉で豚テキを作る場合は筋に切り目を入れて焼きましょう。私は肩ロースで作る豚テキが大好きです。昨日の白央さんの仙台麩、トンテキソースからめてもおいしそう……。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

» 連載「のっけて、食べる」レシピ一覧

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.10.18(金)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔