この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年10月26日)

» きのうのレシピ「ホタテマヨのっけパン」

連載「のっけて、食べる」が一冊の本に!

フードライターの白央篤司さんと料理研究家のしらいのりこさんが、365日毎日交代で綴ったCREA WEBの人気転載「のっけて、食べる」の書籍が発売。365種のレシピの中から厳選した98レシピを収録しました。簡単でおいしくて、ちょっとの工夫で栄養もとれて、しかも洗い物も減らせる……忙しい私たちの助けになること間違いなしの一冊です。

発売日 2024年9月11日(水)
定価 1,540円(税込)
文藝春秋
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vol.104 いりこだしのきつねのっけうどん

いりこだしのきつねのっけうどん。
いりこだしのきつねのっけうどん。

 今年の初夏、いりこ漁見学に香川県を旅してから、きつねうどん愛が高まりをみせてます。いりこをどっさり入れた出汁、コシのあるうどん、甘くて肉厚なお揚げさんがジュワッと口の中に拡がる感じ。たまりません。

 香川の旅でお世話になった「いりこのやまくに」さんのいりことうどんをお取り寄せ。

 四国でよくみた大きな油揚げはないので、油揚げはあえて切らずにそのままのせて気分を高めてみました。出汁はいりこごと食べましょう。隙あらばカルシウム摂取!

■材料(2人分)

・うどん:2~4玉(お好みで)
・いりこ:15尾くらい
・油揚げ:2枚
・薄口醤油:大さじ1+大さじ2
・砂糖:大さじ2
・酒:大さじ1
・かいわれ大根:適量
・おろし生姜:適量

■作り方

(1) 鍋に水4カップといりこを入れて1時間ほどおく。そのままゆっくり加熱し、沸騰したら火を弱め、そのまま5分ほど加熱し、そのまま置いておく。

(2) 油揚げは沸騰した湯に入れ、2分煮て、ざるにあげ、水気をきる。鍋に(1)の出汁1と1/2カップと薄口醤油大さじ1、砂糖、油揚げを入れて落とし蓋をし、弱めの中火で15分ほど汁気がほぼなくなるまで煮る。

(3) うどんは袋の表示通り茹でる。(1)の残りの出汁に酒を入れ、ひと煮立ちしたら薄口醤油大さじ2を加えて味を調える。器にうどんを入れ、出汁を注ぎ、お揚げさん、貝割れ大根、おろし生姜をのせる。

写真左から、銀付きいりこ 計り売り100gあたり(中羽) 865円(※2022年10月26日当時。現在は「選り出し 極上銀付大羽いりこ 100gパック」865円)、無添加半生さぬきうどん595円/いりこのやまくに
写真左から、銀付きいりこ 計り売り100gあたり(中羽) 865円(※2022年10月26日当時。現在は「選り出し 極上銀付大羽いりこ 100gパック」865円)、無添加半生さぬきうどん595円/いりこのやまくに

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.10.26(土)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔