この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年9月10日)

» きのうのレシピ「うな次郎のっけ丼」


vol.58 実山椒入り牛ゴボウしぐれ煮のっけごはん

実山椒入り牛ゴボウしぐれ煮のっけごはん。
実山椒入り牛ゴボウしぐれ煮のっけごはん。

 実山椒は初夏にしか出回らない超季節商品。見かけるとつい焦って買ってしまいます。毎年、気付くと必要以上の量を購入していて、使えばいいのに、もう手に入らないんだぞという気持ちがよぎり、結果、冷凍庫には塩茹でした実山椒の山が........。

 これではあかんと、「隙あらば実山椒」をスローガンにかかげ、にかかげ、色んなお料理に入れてます。今日は牛ゴボウのしぐれ煮にIN!

 いつものしぐれ煮が実山椒のおかげでシビれる味わいに。さー、じゃんじゃん使っていきますよ~!

■材料(1人分)

・牛肉:100g
・ごぼう:1/4本
・実山椒:好きなだけ
・醤油、みりん、酒:各大さじ1
・砂糖:小さじ1
・水:1/2カップ
・ごはん:適量

■作り方

(1) ごぼうはささがきにして水にさらす。

(2) 鍋に調味料をすべて入れ、沸騰したら、牛肉、実山椒、ごぼうを入れ、煮汁がなくなるまで煮る。

(3) (2)をごはんにのっけていただく。

 しぐれ煮はたくさん作って保存しても。冷蔵庫で4~5日は持ちます。このどんぶりには、温泉卵をのっけてもおいしいですよ。

実山椒入りのしぐれ煮。
実山椒入りのしぐれ煮。

 昨日の白央さんの「うな次郎」が一正蒲鉾のものだったなんて! 名前が最高ですね。「えび太郎」とか「あなご三郎」とか姉妹品を期待します(もうあるかもしれないけど)。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2023.09.10(日)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔