暑い夏が過ぎ、心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。
紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。そんな日本ならではの魅力を感じるとっておきのスポットをご紹介。
「いつか」ではなく、今度の旅行の参考に。私たちを待っている秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!
» #01 紅葉銀河
» #02 毛越寺
» #03 一ノ倉邸
» #04 厳美渓
» #05 八幡平アスピーテライン
» #06 大峠ダムの紅葉
» #07 仙人峠
» #08 馬仙峡
» #09 荒神神社
» #10 中津川の鮭の遡上
◆紅葉銀河
「紅葉銀河」は、天台宗の東北大本山「中尊寺」で秋に開催されるライトアップイベント。紅葉に包まれた境内が光に照らされ、幻想的な光景が広がる。
中尊寺は、国宝建造物の「金色堂」をはじめ、3,000以上の国宝・重要文化財を誇る、東日本随一の平安仏教美術の宝庫。厳粛な雰囲気の境内が秋の彩りをまとうと、普段とはまた異なる情緒あふれる風景に。
さらに、ライトアップによって、参道や金色堂、池の水面に映る「弁財天堂」などが闇夜に浮かび上がる光景が美しい。
開催期間:例年10月後半~11月中旬
紅葉銀河(こうようぎんが)
所在地 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
https://www.chusonji.or.jp/index.html
◆毛越寺
「毛越寺」は、慈覚大師円仁が開山した古刹。度重なる災禍によりほとんどの建物が焼失してしまったが、「大泉が池」を中心とする浄土庭園や平安時代の伽羅遺構が保存されており、これらは国の特別史跡と特別名勝の二重指定を受けている。
浄土庭園は紅葉の名所として有名で、見ごろの時期になるとモミジなどの木々が赤、オレンジ、黄色の鮮烈な色合いに染まる。また、大泉が池の水面に映る紅葉は特に美しいと評判だ。
11月1日~3日には「秋の藤原まつり」が開催され、紅葉のもとで国重要無形民俗文化財の「延年の舞」や「藤原四代公報恩法要」をはじめ、「鹿踊り」「神楽」などの郷土芸能も披露される。
見ごろは、秋だけではない。「あやめ園」では、毎年6月中旬~7月上旬に「あやめまつり」が開催され、紫、白、黄色のあやめが咲き誇る。
見ごろの時期:10月下旬~11月中旬
毛越寺(もうつうじ)
所在地 岩手県西磐井郡平泉町平泉字大沢58
https://www.motsuji.or.jp/index.html
2024.09.21(土)
文=CREA編集部