メインの肉によってコースの値段が決まるシステム。内容は肉の在庫や熟成によってかなり変わるようだ

 しかし、やっぱりハートを射ぬかれたのはメイン。どうしても選びきれず、普段はあまり選ばないグリル・ミストにした(「少しずついろいろ」より「好きなものをたくさん」のほうが好きなんです)。そしてそれは大正解! ミストといってもそれぞれのお肉がこんなにたっぷり。この日は赤身が美味しい池田牛、アンガス牛、特別なロースターでしっとりと焼き上がったブレス鶏。さらにはサルシッチャ、ポテトもつく。牛肉は店内からも見える熟成用の冷蔵庫で長期間寝かされて旨味満タン! 熟れた肉を求め、夜な夜な肉紳士たちが集まっているのもうなずける男らしいひと皿であった。

 ちなみにランチは女性客が多く、昼間っからあの醸しプロシュートが食べられるらしい。次回はランチも攻めてみたいものだ。

Column

北條芽以のLOVEレストラン

美味なるLOVEなひと皿を求めてレストランに通う日々。
著者が偏愛する、この季節、このお店のLOVEはいったい何? あなたの次のレストラン選びに参考になること間違いなし!

2011.09.14(水)
text:Mei Hojo