食の専門家が太鼓判を押すカリスマたちを紹介。
料理研究家・テーブルコーディネーター 松田美智子さん推薦のそば。旨さに感激。
そばにも酒の肴にも品格が
粒の見える細打ち。せいろ￥800、しんとり菜ごま浸し￥900(夜のみ)、夜は予約が必要で人気のおまかせコースが￥6500
そば打ち歴22年、2000年に三合菴をオープンした加藤裕之さんのそばに魅了されているのは松田美智子さん。
「そばはもちろん、濃厚なそば湯、一品料理、すべての旨さに感激。味、器、サービスが三位一体となり、心も体も満足させてくれるお店です」。
つなぎをほとんど使わないそばは細めでコシがあり、甘み、鼻に抜ける香り、ツルリとした喉越しと、品格すら感じる仕上がりだ。
また、松田さんと同じ「きぢ醤油」を使用している出汁は、醤油本来の味が存分に楽しめる。「頭の中には理想とする味のヴィジョンがある。その味に近づけようという気持ちでひたすら作っています」と加藤さん。
あえて小さくまとめた店構えに、理想を追求する彼の心意気が表れている。
三合菴
住所 東京都港区白金5-10-10 白金510-1F
電話番号 03-3444-3570
営業時間 11:30～14:00、17:30～21：30 (夜は要予約)
定休日 水・第3木曜日
【推薦者】 料理研究家・テーブルコーディネーター 松田美智子さん
「理のある料理」をモットーに松田美智子料理教室を主宰。著書『いつでも土なべ』ほか多数。女子美術大学講師。m-cooking.com
2012.02.13(月)
text:Ritsuko Oshima(GIRAFFE)
photographs:Takashi Shimizu / Hanae Miura / Mami Yamada / Shigeki Yamamoto
CREA 2012年3月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
この記事の掲載号
CREA 2012年3月号
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