この記事の連載
- 富士ホーロー【前篇】
- 富士ホーロー【後篇】
ずっと“推し活”をしているような感覚
――ご自宅ではどの辺りのアイテムを愛用されていますか?
一番使っているのは14センチのミルクパンです。熱効率がよくてすぐに温まるし、いろんなことに使えるのでとても便利です。ゆで卵などはもちろんですが、私はうどんがとても好きで、これを使って作っちゃってます。一人暮らしの方にとてもオススメのサイズです。
その他にも、天ぷら鍋、オイルポット、角容器、ツールスタンドを使っています。
――ご本人がSNSを通じたPR活動を、とても楽しんでいることがよく伝わってきます。2代目さんのように、自分の会社の製品や業務内容に愛情を持って仕事をするためには、どんなことを心がけるとよいでしょうか? 仕事に対して不満やストレスばかりにならないためのヒントがあったら教えてください。
私個人の経験ですが、自社製品のファンだ、ということが一番大きいと思います。Xを通じた活動も、私にとってはずっと“推し活”をしているような感覚なんです。もし製品などを扱うお仕事でなくても、何か、どこかに“推しポイント”を見つけられると、楽しめるポイントができていいのかもしれません。
SNSを通じてのPR活動は、「自社製品がたくさん売れたらいいな」というよりも、「ホーロー好きな人集まれ!」というような気持ちで行っています。「ホーローの良さが多くの方に伝わって、調理器具などを買おうと思った時に、選択肢に富士ホーローが入ったらいいな」という気持ちでやっているので、その気持ちが自然に出てしまっているのかもしれません。
具体的な投稿内容については、「こういう内容にして」などの指示はなく、自分が「あれを出したい」「こういう内容を入れたい」と思ったことだけを出せているので、楽しく続けられています。
これからも、自分も見た方も楽しめる内容を投稿していきたいと思います。ホーローにご興味が湧いた方、まずは投稿だけでも見てみてください!
●お話を伺ったのは……
富士ホーローのX担当2代目さん。デザイナーとして新製品の提案やデザインを担当しつつ、“ホーロー好き”をもっと増やすべくSNS運営も行っている。SNSを通じて使用者の生の声を聞き、社内へフィードバックしたり、他企業とのつながりを広げている。
富士ホーロー
X(旧Twitter) @fujihoro_japan
https://www.fujihoro.co.jp/
2024.07.25(木)
文=斎藤真知子
撮影=鈴木七絵