肌研究の進歩が、コスメを飛躍的に進化させた

 スキンケアコスメの進化は目覚しいものがある。特に2000年代に入ってからの動きは、「次元が変わった」といえるほど。

 そんな中から見えてきた「強い肌」というキーワード。肌そのものを健やかに育み、タフでしたたかな肌を手に入れてこそ真の美しさは生まれる。未来の美肌につながると、新しい切り口のコスメが続々登場している。いま目指すべきは、若さをも凌駕する、強い肌!

 美容ジャーナリストの吉田昌佐美さんが、CREA世代の味方になる注目のコスメをピックアップした。

» スキンケア1 土台から強くする
» スキンケア3 赤み敏感肌を立て直す
» スキンケア4 適応力・調整力を整える
» スキンケア5 エイジング抵抗力をつける

Shiseido

化粧品が効く肌を育む注目の「肌温℃(はだおんど)美容」

 角層ケアのスペシャリスト、ベネフィークから「肌温」に着目した新シリーズが登場。今、酷暑や冷えの影響で肌温の調整ができない人が増えているらしい。これにより「角層かたまり」が引き起こされ、肌表面はゴワゴワになり、化粧品の浸透も妨げてしまう。

 そこで、エステなどで用いられる温・冷・温のサーマルギャップをコスメに応用。一品一品の処方、感触を追求し、肌につけるだけで温・冷・温の心地よい刺激を巡らせ、美容成分をがっちり届ける。ライン使いが有効だけど、まず試すなら、温感メイク落とし、好みのひんやり感でケアできる美容水、もっちり感触のクリームはマスト。

ベネフィーク
左から:ベネフィーク ホットクレンジング 150g 4,000円、同 クレンジングフォーム[医薬部外品] 125g 3,500円、同 ローション[医薬部外品] 全3種 各200ml 5,500円、同 エマルジョン[医薬部外品] 全2種 各150ml 6,500円、同 クリーム[医薬部外品] 40g 10,000円(すべて編集部調べ・5/21発売)/資生堂

吉田昌佐美(よしだ まさみ)
美容ジャーナリストの先駆者的存在。製品の特徴を的確にとらえた美容記事から、生活や精神のあり方まで含めた、まったく新しい美容論で多くの女性を魅了。CREA本誌では、毎回1つのブランドの魅力・実力にディープに迫る「吉田昌佐美のブランド魂発見!」を好評連載中。

2014.03.18(火)
文=吉田昌佐美
撮影=中川十内

CREA 2014年4月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

私はこの顔で生きていく

CREA 2014年4月号

大人のビューティが変わった!
私はこの顔で生きていく

本体743円
特別定価780円(~3/31税5%)/価格802円(4/1~税8%)