忙しいときは鍋!
──忙しいときや時間がないときは、どうされているのですか?
そういうときは鍋です。鍋って、味よし、バランスよし、ヘルシーで身体もあたたまる最強のメニューなんですよ。正直、私は毎日鍋でもいいなと思っています(笑)。
だから鍋のレパートリーはものすごくたくさんあります。
夏におすすめの鍋メニューもあります。それが「だししゃぶ鍋」。
「もう今日は何も作りたくなーい!」というときは、これが助かります。
長ねぎの代わりに千切りキャベツ、市販の白だしの代わりにお醤油を使えば、無限にキャベツも食べられるヘルシーメニューにもなります。
──お料理を楽しく作り続けるには何が大事だと思いますか?
慣れですね(笑)。美容は日々の小さなことの積み重ねですが、お料理も同じだと思います。
「ある日とつぜん劇的に料理がうまくなる」ことはありませんし、毎日家族から褒められたり感謝されたりするわけでもありません。
でも、どうせやるんだったら、イヤイヤ作るのではなく、慣れてしまったほうが身体も気持ちもラクになります。
私はそうやって、自分が少しでも楽しく負担にならない方法で料理を作り続けてきた。ただそれだけです。
でもそれがこうやって一冊の本になり、息子たちが私のレシピでお料理を作ってくれたりするのを見ると、作ってきてよかったなと思います。
毎日のご飯は、生きる力。これからもいろいろな気持ちをご飯に託して、料理を作っていけたらと思っています。
神崎 恵のおうちごはん―さあ、なに食べる?
定価 1,870円(税込)
扶桑社
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2024.07.31(水)
文=相澤洋美
写真=橋本 篤