1998年に日本の女性誌ではじめて「猫」を特集し、パイオニアだったCREAが、終わらない猫ブームが続くいま、12年ぶりに、猫と人との幸せな関係を紐解きます。

 「CREA」2024年夏号の「猫のいる毎日は。」特集。その一部を抜粋し、掲載します。

CREA 2024年夏号

猫のいる毎日は。

定価980円

 CREA WEBでは、「CREA」2024年夏号のコンテンツの一部を大公開します!


「舞台『刀剣乱舞』心伝 つけたり奇譚の走馬灯」で共演する松田凌さんと植田圭輔さん。

「あの店うまいんだよ」。10年来の仲だから見せる飾らない表情、他愛もないやりとり。一見正反対のタイプのように見えるふたりが、お互いに背中を預けられる間柄になるまでを明かします。

俳優としても人間としてもシンパシーを感じてた

 顔を合わせた途端、ふたりの間の空気がふわっと緩む。交わす言葉は短いが、それゆえに気の置けない関係性が見て取れた。これまで数々の舞台で共演してきた松田凌さんと植田圭輔さん。ロケの最中も、くだけた関西弁で終始楽しそうに会話を繰り広げていた。

植田 凌とは出会って長いから。

松田 ……もう10年以上か。

植田 でも、いい意味で全然変わらない。昔から熱い男で、それが年々洗練されてきてる感じ。

松田 僕も植ちゃんに同じように思ってるよ。一度口にしたことは必ず実現させる実行力がすごくて、出会った当時から、俳優としても人間としても勝手に何かシンパシーみたいなものを感じてた。

 そんなふたりが今回、「舞台『刀剣乱舞』心伝 つけたり奇譚の走馬灯」で何度目かの邂逅を果たす。ふたりが演じるのは、ともに新選組・沖田総司をかつての主に持つキャラクター。加州清光を演じる松田さんは2021年より本シリーズに参加しており、大和守安定を演じる植田さんは本作が初参加だ。

2024.06.15(土)
Text=Risa Mochizuki
Photographs=Ayumi Yamamoto
Styling=Miho Yoshida
Hair & Make-up=Kanako Furuhashi〈松田〉,Risa Suzuki〈植田〉

CREA 2024年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

猫のいる毎日は。

CREA 2024年夏号

猫のいる毎日は。

定価950円

人生に大切なことを猫は全部知っています。過去や未来ではなく、いまを生きること。必要なときに食べ、好きなときに眠ること。人に気を使いすぎないこと――。そう、猫は最高! それにしても、私たちはなぜこんなにも、この不思議な生き物に魅了されてしまうのでしょうか。1998年に日本の女性誌ではじめて「猫」を特集し、パイオニアだったCREAが、終わらない猫ブームが続くいま、12年ぶりに、猫と人との幸せな関係を紐解きます。