久しぶりの海外旅行だから、たくさん食べて、のんびり街歩きして、台湾を楽しみ尽くしたい。そんな時、1日中歩き回って疲れた体を、大きなお風呂でじっくり労われたらどんなにか良いだろう。

 2020年、そんな日本人の願いを叶えるホテルが、台北に誕生しました。三井ガーデンホテルズ初の海外拠点となる「MGH Mitsui Garden Hotel 台北忠孝」。随所に感じられる日本式のホスピタリティが、旅人をほっとくつろげるひと時へと誘います。


台湾の豊潤な自然に癒されて

 標高3,776メートルの富士山に対し、台湾中央部にそびえる「玉山」は標高3,952メートル。台湾には、実は「玉山」以外にも、標高3,000メートル級の山々が数多く存在する。台湾といえば、熱気あふれる夜市やレトロな街並みをイメージしがちだが、実は豊潤な自然が育まれていることを知ってほしいと、ここ「MGH Mitsui Garden Hotel 台北忠孝」には、「TAIWAN NATURE」をイメージした意匠が各所にほどこされている。

 たとえば、チェックインカウンターの背後に掲げられたアート作品。これは台湾を代表するアーティスト・呉季璁さんの作品で、伝統的な水墨画の「皺法」技法と、青写真撮影の技法を組み合わせ、山の絶壁や流れゆく雲や霧を豊かに表現したもの。エレベーターホール前室の壁面には、深いグリーンが印象的な台湾産の蛇紋石が配され、1日アクティブに過ごしたゲストを、台湾の自然が優しく包み込むかのよう。さらに、世界的な空撮フォトグラファーの齊柏林監督により撮影された大迫力の空撮ドキュメンタリー『美麗台湾』が投影され、台湾の厳しくも美しい自然をこれでもかと体感させてくれる。

2024.03.27(水)
文=CREA編集部
写真=MGH Mitsui Garden Hotel 台北忠孝