名物をしみじみ味わって、のんびりと街歩きしたい台湾は、少し見ぬ間に懐かしさはそのままに、ヘルシーに進化していました。「CREA」2024年春号の「行かなくちゃ、台湾」特集。その一部を抜粋し、掲載します。
CREA 2024年春号
行かなくちゃ、台湾
特別定価980円
台湾で食べ逃せないものといったら、小籠包! たっぷりとスープを湛えた「小籠湯包」はもちろんのことカラフルな皮やヴィーガンのものなどバリエーションも豊か。ホテルや公園で食べたいテイクアウトも大人気です。
旅のはじめに、終わりに待つホカホカ蒸籠
【松山機場】小上海(シャオシャンハイ)
台北松山空港から車で5分ほどの場所にあるお店。「小籠湯包」160元(10個)は、しっとりとなめらかな皮で、あんには豚モモ肉や煮こごりをバランスよく配合。
また、おすすめしたいのが湖州名物のちまき「湖州肉粽」80元。豚肉ともち米だけでつくる力強い味だ。
空港から直行しても、チェックイン後の最後の一食にもどうぞ。
小上海
所在地 台北市松山區民生東路四段62號
電話番号 02-2718-5783
営業時間 10:30~14:00、16:30~20:30
定休日 第1・3月曜
透けるように薄い皮から放たれるトリュフ香
【杭州南路】古北饕旗艦店(グーベイタオチージィェンディェン)
中のあんが透けるほど薄い皮に見とれる「松露小籠湯包」460元(10個)。
うっすらと黒く見えるのは黒トリュフ! 他では見ないほどあんがたっぷりと入り、頬張れば豚の肉汁とともにトリュフの香りが押し寄せる。
ピータン入りの焼き餃子「宮保皮蛋煎餃」160元(5個)など、伝統的な手法を極めた上での、現代風のアレンジが楽しい。
古北饕旗艦店
所在地 台北市中正區杭州南路一段9號
電話番号 02-2351-0050
営業時間 11:00~21:00
定休日 無休
Instagram @goodbeitao
2024.03.07(木)
文=北條芽以
写真=志水 隆
コーディネート=矢作晃之(TOP TAIWAN)