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MVではメンバーがいろんなキャラクターに

――MVでは、コンビニのアルバイト、フリーター、ティックトッカーなどいろんなキャラクターに扮した皆さんが、それぞれLITに楽しんでいる姿が映し出されています。

ジェイ 私はもともとフリーター役だったのですが、なぜか、人々に呪いをかける「悪魔」に変わりました。

ユン 私はダンスリズムゲームにはまりすぎて、気がついたらそのゲームの中に入りこんでしまったゲーマーの役。楽屋で待機中にダンスゲームの練習をしたのですが、すごく難しくて。

 本番で上手くできるか心配していたら、監督に「ただ台の上で踊ったり、ジャンプをしたりしてくれればいい」と言われて気持ちが楽になりました。本番では、真面目に踊り狂いました(笑)

アイサ ユンにぴったりのコンセプトだったよね。ユンじゃなかったら消化できなかったんじゃない?

セウン (うなずいて)生き生きしていました(笑)

シウン 私は引きこもり役。それも単にインドアな子ではなく、かたづけもしないし、何日も部屋から出ない、真の引きこもり役でした。監督が「青春映画のように撮りたい」とおっしゃっていたので、部屋の中で思い切り青春している姿を表現しました。

セウン 私はTikToker役。シウンさんと一緒に住んでいるけれど、自分の空間だけきれいにかたづけて配信をしているという役でした。普段やっていることとそんなに変わらなかったので、大変なことはあまりなかったかな。

アイサ 私ははっきりとはわからないのですが、車が好きな女の子という設定でした。デコ車の助手席にユンを乗せて、ノリノリで走るという演技が楽しかったです。

スミン 私はコンビニのアルバイトという設定でした。バーコードリーダーをセーラームーンのスティックのように使って踊りまくる自由奔放な子で、私とは真反対のキャラクター。コンビニで1人で踊りまくるんです。それがちょっと恥ずかしかったですね。

アイサ スミンさんがカウンターにピョンと飛び乗るシーンが印象的でした。その日、前日にダンスレッスンがあって、メンバーみんな、筋肉痛で上手く歩くこともできない状態だったんです。撮影とはいえ、そんな状況でスミンさんが一回で一度にピョンとカウンターに飛び乗ったので、「頑張っているな」「痛そうだな」と思いながら見ていました。

セウン 本当に、頑張っていました。

スミン 頑張りました。

STAYC(ステイシー)

2020年に結成したSumin(スミン)、Sieun(シウン)、ISA(アイサ)、Seeun(セウン)、Yoon(ユン)、J(ジェイ)の6人組女性アイドルグループ。グループ名は「Star To A Young Culture」の略であり、『若い文化を導くスターになる』という意味が込められている。

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2024.04.05(金)
文=酒井美絵子
撮影=平松市聖
動画=今井知佑