『町田くんの世界』にも出てみたい
――なるほど。以前もタイのBLドラマに出演されている役者さんたちの来日取材をしましたが、やっぱり皆さんすごく仲が良くて。
パース:うん、そうですね。カップル役だから特別仲が良いということもあるけど、それだけではなくて、みんな交流があって、仲良くなるんです。
――日本では、タイのドラマはBLドラマ、学園ドラマが中心に紹介されていますが、今後、日本ではどんな作品に出演してみたいですか?
パース:ロマンスものも出演したいし、もし好きな漫画の実写版が作られることがあれば、それにも出てみたいです。
でも、好きな作品はもうかなり実写版が作られてしまっているんですよ。『幽☆遊☆白書』も、『ONE PPIECE』も実写版がもうあるし、『鋼の錬金術師』も実写化されているからなあ。僕が出られるのはもう残っていないかも(笑)。
あ、『町田くんの世界』はどうかな? 僕はもう29歳だし、日本語力ももう少し必要だと思うけれど、結構希望は持っています。22歳の学生役なら、ギリギリいけるんじゃないかと思います。メイクさんのお力があれば(笑)。
――パースさん、まだ学生役も似合いますよ。ハリウッドの実写版を目指す、というのはいかがですか?
パース:そうですか。僕は174センチなので、ハリウッドだと少し身長が低いかもしれないですね。
――大丈夫。トム・クルーズだって170センチくらいですよ。
パース:今はNetflixやApple TVなど、世界に配信している媒体もたくさんあるし、僕ができることも何かあるのでは、という希望もあります。今、29歳の自分が、自分でも一番いい状態だと思っているんです。
2024.03.01(金)
文=石津文子
撮影=鈴木七絵
ヘアメイク=JHUN TAKAYAMA
スタイリスト=齋藤良介(RYOSUKE SAITO)