この記事の連載

新しい季節を共に歩きたい “春色”プチプラコスメ
#04 ケイト

 みなさん、こんにちは。プチプラ美です。

 あっという間に2月に突入、慌ただしい日々をお過ごしの方もいらっしゃると思います。まだまだ寒いですが、コスメ界はプチプラコスメも含めて、すでに春色満開!

 そんな中でも、質感や色が新鮮なのはもちろん、使い勝手もとても便利で、ちょっと驚くようなアイテムも登場しているので、今回は春新色の中から、特に注目したいアイテムをご紹介します。

 4つ目は、やっぱり見逃せないケイト! です。

#01 フジコ
#02 ウォンジョンヨ
#03 エテュセ
#05 リンメル


ケイト 東京夜喫茶 -極マットコレクション-

 3月23日(土)にケイトから数量限定発売されるコレクションが、どうしても見逃せない素敵さだったので、ご紹介します。

 まずテーマが「東京夜喫茶 -極マットコレクション-」。これを目にしたり、耳にしたりするだけで、なんだかワクワクしませんか? 夜だけ開いている喫茶室。そこで提供されるミルクティーやラテ、ココアといったメニューがテーマのコレクション。

 聞いただけで色のイメージがバーッと広がるような、そんなテーマを選んでいること自体にちょっと感動しました。

 しかもすべてマットという潔いコレクション。中でも、またやられた! と感動したのが実はチークです。

 リップやアイシャドウをさしおいて、チークから紹介するのもなんなのですが、このチークは本当に信じられないくらいうっすらした血色感のある頬に仕上がるんです。そんな絶妙な色なのに、長時間それがキープされる。

 2023年の年末に公開した記事「ニュアンスチークが増えている」で、さまざまなシアーな色、主張の強くないチークをご紹介しました。

 この製品は、その究極と言えるようなアイテム。ローズ系とオレンジ系の2パターンで、どちらも本当にほんのり、色が分かるか分からないかというくらいの発色なのですが、でも何も塗っていないのとは明らかに違う、ごく自然な血色があるように見える仕上がりなんです。

 血色感カラーと透明感カラーという2色がマーブル模様になっていて、指でくるくるっと混ぜてからポンポンと頬骨あたりにおいて、軽く伸ばすだけ。

 エアリーマットな質感のおかげもあるのか、“塗りました”感が全くなく、自然で洗練された仕上がりになります。サラサラマットな質感も気持ちいい。

 どうしても目元のメイクに力が入りがちな筆者は、このさりげなさ、でも色みがゼロなわけではない仕上がりに、すっかり惚れ込んでしまいました。発売されたら買いたいと思っています。他のアイテムももちろん良いのですが、このラテカラーチーク、迷ったら買いです。

2024.02.28(水)
構成・文=斎藤真知子
撮影=釜谷洋史