この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、白央さん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2023年3月18日)

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vol.247 めかぶ蕎麦

 春を告げる食材のひとつ、めかぶ。わかめの下のほうの部分で、刻むと強い粘り気が出ます。私はかつお出汁のきいたあったかいお蕎麦と合わせるの、好きなんですよ。

■材料(1人分)

・めかぶ(ひだの柔らかい部分):100g
・蕎麦:1人前(ゆでておく)
・蕎麦つゆ:500ml程度
・卵黄:1個
・いりごま:お好みで

蕎麦つゆレシピ
・出汁:500ml
・酒、みりん:各大さじ1
・醤油:大さじ1と1/2
・塩:小さじ1/4
※出汁に調味料すべてを入れて一度沸かし、よく混ぜておく

■作り方

(1) めかぶは熱湯に1分ほどつけておき、ざるに上げ、粗熱が取れるまでおく。

(2) めかぶは包丁で細かくたたくか、フードプロセッサーにかける。

(3) 器に蕎麦を入れ、温めた蕎麦つゆをかけ、(2)、いりごま、卵黄をのせる。

 めかぶ、私はチョッパーで細かくしました。包丁で切るときはすべりやすいのでくれぐれも気をつけて。まとめて刻んで、小分けにして冷凍しておくと便利です。卵黄と卵白に分けるのが手間なら、全卵でもOK。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.03.18(月)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔