YouTubeの1本目の動画が「とても大事」な理由
1本目を公開した直後に見てくれたのは、友達とその友達だけ。でも、ハウツー動画のチャンネルを見ているときに知った、「新人ユーチューバーの動画は、公開10日くらいでおすすめにあげてもらえることがある」という知識がありました。そのときにドンと視聴者が増えるから、1本目の動画はとても大事なのだそうです。
1本目の内容はすごく悩んだ末に、「70代低年金シニアエッセイ」として、マクドナルドでアルバイトを始めたことと、得意のプチプラコーデに決めました。
その動画の中で、
「服にはチカラがあると思います。
プチプラな服にもクオリティの高いモノがあり、チカラがあります。
私はそのチカラを借りて、低年金であれど目線を上げたいと思います。
そして気分を上げて70代を楽しみたいと思います」
と、思いを伝えました。
動画を投稿して10日後、再生回数がそれまで1日に10回から30回程度だったのが、一気に300回を超えていきました。YouTubeが新人の動画をおすすめにあげてくれるというのは本当でした。特にシニアは競争相手が少ないのでチャンスを掴めたようです。登録者もドンと増え、あたたかいコメントもたくさんいただけるようになりました。
そして2本目を公開後に、収益化の基準であるチャンネル登録者千人を達成。1本目の投稿から25日目にして収益化審査をクリアし、念願だった収益化を達成できました。
ああよかった、ユーチューバーになれた……。心からほっとしました。
収益化までにはたとえシニアでも半年以上かかるかなと思っていたので、本当に嬉しかったです。71歳で、将来への希望が見えた気がしました。
2024.02.16(金)
写真=林ひろし