冷たく乾いた木枯らしが吹き、日本に冬がやってきました。自然の美しさと厳しさをひときわ感じる季節です。
凍てつく寒さが生む景色や、澄んだ空気に映えるイルミネーション……日本各地の冬ならではの絶景・風物詩を集めました。
暖かくして、今しか見られない冬景色に会いにいってみませんか?
今回は、中部・北陸エリアの絶景&風物詩をまとめてご紹介します。
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
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◆新潟県
越後松代棚田群 蒲生の棚田
「にほんの里100選」に選ばれている越後松代棚田群。中でも「蒲生の棚田」は朝霧が発生しやすく、朝日がきれいに映る棚田として有名で、国内外でファンが多い。
杉林から漏れる朝日の一閃の光が棚田の水面に反射する風景や、うっすらと朝霧が立ちこむ幻想的な風景は、季節や天候によって一度も同じ表情を見せないという。その特別感も魅力だ。
冬の雪化粧した「蒲生の棚田」は、普段の青々とした棚田とはまた違った絶景が広がる。雪が積もった棚田の景色の中をかんじき(伝統的なスノーシュー)で歩き、雪上で特別なティータイムを過ごす「棚田かんじきウォーク&雪上ティータイムツアー」も開催される。
見ごろ:1月~3月頃
(※「棚田かんじきウォーク&雪上ティータイム」ツアーは積雪状況によるのでHOME HOME NIIGATAに要問合せ)
越後松代棚田群 蒲生の棚田 (えちごまつだいたなだぐん かもうのたなだ)
所在地 新潟県十日町市蒲生1588-8付近
https://niigata-kankou.or.jp/spot/41333
「棚田かんじきウォーク&雪上ティータイム」ツアー
◆富山県
なんとふくみつ雪あかり祭り
なんとふくみつ雪あかり祭りは、冬空に高く浮かび上がる巨大紙風船がいくつも打ち上げられる南砺市の冬の一大イベント。市内外の児童生徒が描いた絵柄や版画作品をデザインした巨大な紙風船が打ち上がる。
冬の青く澄んだ空に、色とりどりの紙風船が浮かび上がる姿も美しいが、日暮れが近づき、バーナーの色が赤々と紙風船から漏れる姿も幻想的で、昼とは違った表情を見ることができる。(2024年は規模を縮小して開催)
会場内に作られたステージでは、郷土民謡やよさこい、餅つき大会などが行われる。
開催日時:2024年2月11日(悪天候の場合は翌日に順延有)12:00頃~20:00頃
なんとふくみつ雪あかり祭り(なんとふくみつゆきあかりまつり)
所在地 富山県南砺市中ノ江21 付近
https://rlzv6.hp.peraichi.com/
◆石川県
兼六園ライトアップ・ことじ灯籠
日本三名園のひとつであり、国の特別名勝に指定されている「兼六園」。広大な土地には、大きな池や、築山(つきやま)、御亭(おちん)や茶屋などが点在し、立ち寄りながら全体を遊覧できる廻遊式の庭園が魅力的。
兼六園のシンボル的存在となっているのが、二本脚の徽軫灯籠(ことじとうろう)。2月は期間限定でライトアップされ、池や周辺を温かな光で灯す姿が幻想的。兼六園では冬の風物詩である「雪吊り」と同時にライトアップされた夜の兼六園を楽しむことができる。
開催期間:令和6年2月3日(土)・10日(土)・11日(日・祝)・17日(土)
18:00~20:45(閉園は21:00)
※荒天等の状況により中止・変更となる場合があります。
兼六園ライトアップ・ことじ灯籠(けんろくえんライトアップ・ことじとうろう)
所在地 石川県金沢市兼六町1
https://www.hot-ishikawa.jp/event/detail_22104.html
2024.01.21(日)
文=佐藤由樹、CREA編集部