欅坂46/櫻坂46では初代キャプテンを務め、グループ卒業後は俳優業に中央競馬中継の総合司会業にと精力的に勤しんでいる菅井友香さん。

 1月8日(月)放送開始の「チェイサーゲーム W パワハラ上司は私の元カノ」(テレビ東京系、毎週月曜深夜2時35分~)では中村ゆりかさんととW主演を務める。

 菅井さんが演じるのは、入社5年目にして日中共同制作ゲームのプロジェクトリーダーとなる春本 樹。クライアント先の中国大手コンテンツ会社の責任者・林 冬雨(はやし ふゆ、演・中村ゆりか)が突然上司になるが、実は冬雨は樹の元カノで……という複雑な関係性になっている。

 樹と冬雨による恋愛模様を軸に、仕事にまつわるエトセトラまでも描き出し「恋愛×仕事ドラマ」ジャンルにおいて切り込んだ本作。樹を体当たりで演じ、様々なシーンを乗り越えてきた菅井さんは、撮影を振り返り「本当にあっという間でした」と初のW主演ドラマに充実感を漂わせた。


「やるしかない!」という思いで撮影に臨みました

――「チェイサーゲーム W」では中村さんとW主演を務めます。ドラマ出演自体、6年半ぶりですが、どのような思いで臨みましたか?

 映像作品にまた出たいという思いがずっとあったので、出演がかなったうれしさがすごくありました。ただ経験はまだまだ足りないので、それでもきちんと応えられるようにという思いで臨んでいました。一言で言うと「がんばろう! やるしかない!」です。

――本作は「復讐愛憎劇・同性愛・パワハラ」などなどかなり攻めたワードが飛び交っていますよね。最初にオファーされたとき、驚きはなかったですか?

 驚きはありました。けど、台本を読み進めるうちに、自然と馴染んでいくことができました。作品としては大きなテーマを扱ってはいましたがそんなに自分と樹のギャップは感じなくて、重なる部分のほうが多かったように思います。樹の肩書の「プロジェクトリーダー」の部分と、自分のグループでの「キャプテン」という経験など、そのときの気持ちが生かせるかもしれない、と思いました。

 樹の元恋人にあたる冬雨との関係も、最初はどのように表現できるかわからなかったんですけど、ゆりかさんと演じられたからか、すごく居心地がよかったです。相手を大切に思う気持ちも自然と湧いてきました。

2024.01.08(月)
文=赤山恭子
写真=今井知佑