カヌーや海をモチーフにしたデコレーションが彩る

◆アウトリガー・リーフ・ワイキキ・ビーチ・リゾート

 「アウトリガー・リーフ・ワイキキ・ビーチ・リゾート」は、今年ホテル全体の改装を終えました。リニューアルしたホテルのテーマは「海と航海」。

 ホテル内には、伝統航海カヌー「ホクレア号」について学べるカルチャーセンターやウォールアートをはじめ、歴史画家のハーブ・カネ氏が描いた「ホクレア号」の原画まであります。

 そんなアウトリガー・リーフのクリスマスツリーは、やはり「ホクレア号」がテーマ。ツリーはホクレア号の帆をイメージした飾りをはじめ、海をイメージした青や白のオーナメントでデコレーションされています。

 クリスマスツリーにデコレーションされているリボンをよーく見ると、地名と年が描かれていることに気づくでしょう。

 例えば、「2017年タヒチ」。そう、これはホクレア号が世界航海をした際に上陸した都市とその年なのです。ツリーを見れば、ホクレア号がいつどこに上陸したのかわかるのです!

 12月2日にはクリスマスツリーの点灯式や子どもたちによるフラショーが行われ、たくさんの観客がロビーに集まり鑑賞しました。

 またこの日ツリーの周りには、ラッピングされていないおもちゃが多数ありました。これは「ケイキのおもちゃ」というイベントで、おもちゃを置いた人にホテル宿泊券が当たり、おもちゃはワイキキコミュニティセンターに寄付されるというチャリティープログラム。

 エントランスには、プレゼントを載せたカヌーも展示されています。

アウトリガー・リーフ・ワイキキ・ビーチ・リゾート

https://jp.outrigger.com/hawaii/oahu/outrigger-reef-waikiki-beach-resort

ほかにも多彩なクリスマスデコレーションが満載 ホテルをホッピングして見比べて!

 今回、厳選したハワイのクリスマスを紹介しましたが、ほかのホテル、ショッピングモール、ショップ、観光施設などにも、さまざまなクリスマスツリーが飾られています。

 ワイキキのホテルでは、ピンクパレスとして有名な「ロイヤル・ハワイアン・ホテル」のピンクのクリスマスツリー、「ハレクラニ」にはウクレレなどハワイ文化をテーマにしたクリスマスリース、ハワイ最古のホテル「モアナ・サーフライダー・ウェスティン・リゾート&スパ」の入り口の柱には赤いリボンと、モミの木をイメージした緑の飾りが施され、ホリデー感満載です。

 また、「アウトリガー・リーフ」系列のホテルの「アウトリガー・ワイキキ・ビーチ・リゾート」は、「現代サーフィンの父」と呼ばれるデューク・カハナモクが所属していた「アウトリガー・カヌー・クラブ」があった場所。それにちなみ、クリスマスツリーも「サーフィン」がテーマでしたよ~。

ロイヤル・ハワイアン・ホテル

https://www.royal-hawaiian.jp/

ハレクラニ

https://www.halekulani.jp/

モアナ・サーフライダー・ウェスティン・リゾート&スパ

http://moanasurfrider.jp/

アウトリガー・ワイキキ・ビーチ・リゾート

https://jp.outrigger.com/hawaii/oahu/outrigger-waikiki-beach-resort/

 クリスマス期間中にハワイに旅行される方は、ぜひ各ホテルのクリスマスツリーをチェックして、お気に入りのクリスマスツリーを探したり、ショッピングモールのイベントに参加なさってみてください。

宮本紗絵

2021年10月から独立し、ハワイをメインにPR、マーケティングのコンサルタントとして活動し、ハワイのホテルのPR、メイドインハワイ・プロモーションなどを担当している。それ以前は、2013年2月にハワイ州観光局PRマネージャーとして入局し、2021年9月までハワイの魅力を伝えるため、PR、マーケティング、イベント、セールスを担当。また、観光局以前は、外資系PR会社にて、政府観光局をはじめ消費財など様々な業種の広報活動に携わる。趣味は旅行。プライベートでも年8回以上北米、ハワイ、アジア、オセアニア、ヨーロッパを訪れる。これまで41カ国訪問した中で、一番好きな場所は、ハワイ・ラナイ島とイギリス・オックスフォード。イギリス・オックスフォードでは、大学院にて国際経営学を学ぶ。

2023.12.23(土)
文・撮影=宮本紗絵