暑い夏が過ぎ、秋風が心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。

 紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。自粛中に、そんな日本の魅力に気付いた人も多いかもしれません。

 「いつか」ではなく、今度の旅行の参考に。私たちを待っている秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆光信寺

 「光信寺」は、神石高原町にある臨済宗の寺院で、断食道場としても知られる修練地。約1万坪の敷地には多くの広葉樹が立ち並び、秋には多彩な紅葉が楽しめる。

 参道両脇の真っ赤なモミジや、本堂裏の枯山水庭園と紅葉の調和が見事で、食堂の黒テーブルに反射するモミジも神秘的。また、大浴場の水面に映る紅葉も見どころで、写真に納めていく参拝者も多い。

 光信寺では断食のほか、抹茶、坐禅、写経なども体験でき、食堂で手打ちそばを楽しむことも。さらに隣接する「光信寺の湯 ゆっくら」では、露天風呂をはじめとする9種類のお風呂を堪能できる。

紅葉特別拝観期間:2023年10月14日(土)~11月23日(木)

光信寺(こうしんじ)

所在地 広島県神石郡神石高原町光信5500
https://jkougen.jp/kankou/spot-info/koshinji/

◆世羅高原キャンドルナイト

 「世羅高原キャンドルナイト」は、「そらの花畑 世羅高原花の森」で開催されるライトアップイベント。「天空のばら園」として親しまれる高原一帯に約1万2,000個のキャンドルが飾られ、世羅高原の雄大な自然と光が調和した幻想空間へと変貌する。

 会場は12のエリアで構成され、教会とヴァージンロードに見立てた「森の教会」をメインに、CANDLE JUNE氏がプロデュースした「CANDLE 11th」、約400個のキャンドルで川の流れを表現した「キャンドルリバー」などのほか、ランタンや花なども用いた光の演出が行われる。

 また、標高540メートルの場所にあるため見晴らしがよく、秋の凛とした空気のなかで星空のパノラマも満喫できる。

開催期間:2023年11月3日(金・祝)~12月24日(日)

世羅高原キャンドルナイト(せらこうげんキャンドルナイト)

所在地 広島県世羅郡世羅町戸張空口1405
https://sera-candle.com/

2023.10.14(土)
文=佐藤由樹
協力=ひろしま公式観光サイト「Dive!Hiroshima」