東京湾の贅沢な眺めと心地よい海風に癒される「ラビスタ観音崎テラス」が2023年8月オープン。

 「ドーミーイン」シリーズの運営で知られる「共立リゾート」が手掛けた、グランピングと貸切の天然温泉風呂が楽しめる話題のホテルステイをレポート。


ハンモックに横たわり海風に揺られる贅沢な時間

 ロビーの大きな窓から臨むのは、ダイナミックな東京湾と空。行き交う船をぼんやりと眺めているだけでも、心が洗われてゆくのが分かる。

 東京から赤い電車に揺られること1時間。神奈川県横須賀市、三浦半島の東端に位置する観音崎に誕生したこのホテルは、惜しまれつつも2022年9月に営業終了した「観音崎京急ホテル」からのリブランドだ。

 旧ホテルの躯体を生かしながら、共立リゾートとしては初となる「グランピング棟」と、貸切天然温泉風呂を新設し、全く新しいホテルステイを提案。ハンモックに横たわり、海風に揺られながらのんびりとお昼寝する時間は、至福以外のなにものでもない。

 すぐ目の前の美しい観音崎ビーチを散歩し、波の音を感じながら眠りにつき、海の向こうから朝日に照らされ目が覚める。まさに「よい朝のために」というリゾートのコンセプトを体現するような贅沢なひと時が約束された立地だ。

手を伸ばせば海に届きそう、大自然を肌で感じる客室

 「ラビスタ東京ベイ」「ラビスタ函館ベイANNEX」に続く、「ラビスタ」ブランド9棟目となる本ホテル。客室は全75室のほとんどがオーシャンビューで、スペイン語で眺望を意味するLa Vistaの名にふさわしい絶景がゲストを出迎える。

 グランピング棟は全15室。チェックインを済ませたら、まずはロビーでパッションフルーツのウェルカムドリンクと、地元の洋菓子店が焼き上げたプチケーキを楽しんで。

 コンテナスタイルのグランピング棟は、手を伸ばせば海に届きそうな、まさに大自然を肌で感じられる空間。常備されたコーヒー豆をコーヒーミルで引けば、部屋中に漂うコーヒーの深い香りが、穏やかな旅の始まりを感じさせてくれる。

2023.09.09(土)
文=CREA編集部