【2023年7月】悟明老師が占う「アジアの動き」

 韓国&北朝鮮=天梁星には、吉星の天魁が入ってきます。天魁は大難を小難に抑えてくれる星ゆえ、大きな問題が起きにくいひと月で、韓国のエンタメ業界は大変に有望。人気アーティストが欧米で活躍する機会も増えそうです。また、金融とハイテク業も好調です。   

 ただ、凶星の白虎があること、銀河線で結ばれる天機星にある化忌の影響を受けることから、リーダーと人民が衝突するなどの流血沙汰の懸念が。天魁の御加護により、おおごとにならないことを願います。

 東南アジア=太陽星には、吉星の禄存、凶星の月煞と劫煞が入ってきます。吉星の好影響としては、観光やハイテク業、農業や漁業などでの増収が見込めますが、2つの凶星・月煞と劫煞の相乗作用が心配です。予想される災難は、おそらく天災。洪水、山火事、台風などへの備えが必要なひと月です。

 中国=武曲星には、吉星の文昌、凶星の陀羅と指背が入ってきます。文昌星の力で経済面での多少の恩恵が得られそうですが、2つの凶星がもたらす悪影響のほうが大きく、それは悩ましいものとなるでしょう。この運気を象徴するワードは“四面楚歌”。国内では締め付けに嫌気が差した人々が政府にそっぽを向き、国外では身勝手な振る舞いに呆れた諸外国が距離を置き始める……そんな状況が考えられます。国民にも、諸外国にも、きちんと向き合う姿勢が求められるときです。

 台湾=天同星には、2つの凶星・破碎と捲舌。7月は落ち着きのないひと月となりそうです。予測されるのは、国内での政治的舌戦。与党と野党の対立はもちろん、政党内での揉め事、ひいては分裂なども起こりそうな星回りです。国外では、中国からの威嚇に悩まされそう。来年の星回りは少々不穏ゆえ、ただの脅しにとどまることを願います。

 皆さんの住む日本=七殺星には、吉星の月徳が入ってきます。さらに三方四正でつながる破軍星にある吉星・右弼の影響を受けるため、運気は上々。その様子は、人生におけるあらゆる福が得られる“五福臨門”のイメージ。さまざまな業界が活性化する星回りです。特に、観光&ホテル、衛星通信、金融、海運業は多くのチャンスに恵まれるでしょう。

 しかし、同時に凶星の天空と晦氣も入ってきており、外部からの干渉が増える模様。特に、凶星の指背がある武曲星=中国が執拗に攻撃してくる可能性大。現実に鑑みても、中国や韓国から難癖をつけられる、北朝鮮のミサイルによる威嚇などの問題が続くことが容易に予測できます。また、台風への注意も必要です。星回り的には、三方四正でつながる貪狼星の化禄と文曲、紫微・天府星の左輔による御加護が期待できますが、直近の被害を教訓に、官民とも、しっかりと備えていただきたいと思います。

2023.06.30(金)
文=堀 由美子