【2023年7月】悟明老師が占う開運行動

 これからのひと月、開運のキーワードなるのは「思い立ったが吉日」。やるべきことはすぐに着手を。“これ、いいかも?”と興味を持ったことは、あれこれ考えず試してみる。温めていた夢や目標への第一歩を踏み出すにもいい時期です。何事も“早い者勝ち”だと考えて己を鼓舞し、成功を掴んでいただきたいと思います。7月は助っ人運も上々。頼れる人がいるなら、迷わず頼って吉。

 開運の助けとなるアイテムは、以下の3つです。

 1つ目は、一対の「豼貅(ひきゅう)」。

 古代中国の伝説の動物である豼貅は、金銀財宝を食べ、体内に蓄えるといわれ、中華圏では厄よけや招財の神獣として知られています。雄がお金を呼び込み、雌がそのお金を守るほか、夫婦仲や人間関係を良好にする助けになるとも。風水では、雌雄一対の豼貅の置物を用いるのが基本です。オフィスやリビングなど、置き場所は問いませんが、必ず顔が外を向くよう飾ってください。

 2つ目は、「三脚蟾蜍」と呼ばれる、3本脚のヒキガエル。

 2本の前脚で財をかき集め、1本の後脚でその流出を食い止めるとされ、中華圏では招財の吉祥物として親しまれているカエルです。口にお金を咥えているのが一般的で、足元に溢れんばかりのお金が配されているものも。また、3本脚で立つ姿は、王位の象徴でもあった中国古代の土器“鼎”を思わせることから、ビジネスの発展にも効果があるとされ、日本の招き猫のように、お店の入口に飾られるなどして取り入れられています。収入を得ている場所=オフィスのデスクやお店の入り口に、カエルの口を外に向け置き、収入アップを願ってください。

 3つ目は、「招き猫」。

 台湾でも招き猫は縁起物として親しまれていて、日本と同様、飲食店や事業所、宝くじ売り場などに置かれています。右手を上げているものは招財、左手は人脈づくりに良いなど諸説ありますが、気に入ったものであれば、色や形は問いません。何らかの経営をしている人は事業所やお店の入口に、お客様と対面するように飾ります。オフィスワークなら、自分のデスクに、外側を向くように置きましょう。家の中であれば、寝室以外の場所に飾り、財運を招き入れてください。

 吉方位は、東と西。寺社にお参りする際は、この方角に。開運キーパーソンに出会いやすいのも、この方角です。アイデアに困ったとき、行き詰まったときは、東か西に出掛けてみましょう。

悟明老師(ウーミン ラオシー)

「易屋軒命理」算命師。祖父の代から続く占術家で、一子相伝の奥義を受け継ぐ。占い歴は25年。本サイトでは東洋の占星術「十二太歳宮理論」に基づく干支の運勢を「鳥卦」によって詳細に解説。
台北市饒河街夜市内(饒河街220號の前)での鳥占いは、連日、長蛇の列ができる人気ぶり。生まれ年と質問を伝えると、神鳥が中国タロットのカードをついばみ、先生が解読。探し物が見つかるとのクチコミ多数。
※鑑定は17時30分~23時まで。鳥卦(約10分)は、一問につき300元。通訳を希望すれば、専属の通訳者がネット電話ごしに説明してくれる。鳥卦以外にも紫微斗数、四柱推命などのパーソナルな占いの依頼も可能。電話番号:0930-763-546(中国語対応)

Column

台湾発! 悟明老師が世界を占う

台湾の饒河街夜市での鳥卦(神鳥占い)が“当たる!”と評判の悟明老師。実はあらゆる占術に精通していて、台湾ではメジャーな紫微斗数での鑑定も行っています。そこで、日本の読者のために、毎月の世相を紫微斗数で読み解いてもらうことに。ここでは大局をみる際に使われる「天下第一盤」で占います。

2023.06.30(金)
文=堀 由美子