農場を訪ねるツアーも開催

 フランキーズ・ナーサリーは果樹の苗木を専門に販売する農園で、ビーチが美しいオアフ島の東、ワイマナロの町にあります。ワイキキから車で40~50分ほどの場所にあるこの農園は、7エーカーと8エーカーの広大な2箇所の敷地で400種以上のフルーツや果樹、香り豊かな花、ナッツなどを栽培しています。マンゴだけでも40種類あるそうです。 8エーカーと言う広大な敷地で400種類以上の珍しいフルーツや、香り豊かな花などを栽培しています。

豊かな自然に囲まれた農場
木にぶら下がっているジャックフルーツは、みごと

 朝9時の開園になると、地元の人や観光客が、ここでしか買い求めることの出来ない果物を手に入れるために訪れるそうです。

 農園にはたくさんの種類の果樹があるので、一年中何かしらの果物は実っているのですが、それぞれの旬のものをご紹介します。

 12月~1月前後に収穫できるのが、匂いで知られている「ドリアン」や「ランブータン」。名前も珍しい「ブラック・サポーテ」とは、ねっとりとした甘みの少ないムースのようなものだそうです。春には、エッグフルーツと呼ばれている「キャニステル」や「スターアップル」、そしてマウンテンアップルが少し硬くなったような「ワックスジャンブ」などが実ります。

 夏にはやはり「マンゴ」や「ライチ」が人気です。ぶどうのような形で甘酸っぱい「バミースグレープ」や、カスタードのような味がする「マラン」なども是非トライしたい果物です。

 また、3カ月~5カ月ごとに実を付ける果樹も多く、珍しいものでは、ピーナッツバターの味がする「ピーナッツバター・フルーツ」や、すっぱい物が甘く感じるようになると言う不思議な「ミラクルフルーツ」なども収穫されます。最近人気が急上昇している「ハニークリーム」と言う芯まで食べられるパイナップルも売っています。

農場では採れたての果物を購入できる

 農園に行き、これらの珍しいフルーツの樹木を観察しながら試食できるツアーがあります。「フルーツ・バスケット・ツアー」というこのツアーは、毎月最終土曜日にKCCファーマーズ・マーケットのブースにいる日本人のマキオさん(片出真喜雄さん)が催行しています

 水曜日を除く毎日、朝9時前にワイキキを出発し、オアフ島の美しい海岸線を観光しながらフランキーズ・ナーサリーに向かいます。果樹園では2時間ほどマキオさんのガイドで園内を試食しながら散策した後は、フルーツテイスティングとおにぎりでランチタイム。ハワイの緑豊かな果樹園で森林浴をしながらのツアーはぜひお勧めです。

ツアーバス
植物の知識が豊富な、マキオさんが案内するツアーは、捥ぎ取ってすぐに試食もできる

フルーツ・バスケット・ツアー
予約:808-551-7026 マキオさん
料金:大人$80、子供(4~11歳)$72、3歳以下無料
休み:毎週水曜、1/1,7/4,11/28,12/8,12/25
スケジュール:朝9時前にホテルピックアップ、午後1時半過ぎにホテル帰着
注意:ツアーに参加時は、運動靴、長袖、長ズボンの着用をおすすめします。
詳細はマキオさんか、各旅行代理店へ

Frankie’s Nursery
41-999 Mahiku Place
Waimanalo HI 96715
Tel:808-259-8737

本間律江 (ほんま りつえ)
ハワイ在住22年。雑誌、テレビなど日本メディアのコーディネーター、ライター、ツアー企画、日本企業への情報提供、日本企業のマーケティングを行う。「松坂慶子とはじめるフラ入門」「ハワイwith 88TEES」の出版をプロデュース。2010年より“NPOサウンディング・ジョイ・ミュージック・セラピー”の活動にアドバイザーとして参加。2012年より“久原本家 茅乃舎”ハワイ地区マーケティング&セールスマネージャー。2012年よりFMラジオ79.5ナックファイブ「大野勢太郎のハイパーラジオ」にて毎月第4金曜日、ハワイからの最新情報を発信中

Column

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2013.12.16(月)