ちょっとした作業や家事の合間に午後のTBSラジオをなんとなーく流しているという人も多いはず。そんな方にとって午後のワイド番組が替わるのは日常の色が少し違ってくるような事件かもしれません。新しいパーソナリティに抜擢されたのは、俳優・文筆家、そして電線愛好家の石山蓮華さん。ラジオの向こうから聴こえてくる、明るくて、なにより楽しそうな石山さんの声。聴いているだけでなんだか元気がもらえます。

 そんな石山さんに、ラジオへの想いや楽しみ方をうかがいました。

毎日違う事件が起きる! ラジオとの出合いは…

――2023年4月に「こねくと」が始まって以来、ドキドキの毎日だと思いますが、いかがですか?

石山蓮華さん(以下、石山) 私は人と話すのが得意なほうではなかったので、パートナーやリスナーの皆さんと話すようになって「人と話すのって、こんなに楽しんだ!」と思いました。いろいろな方の話をうかがったり、様々なお便りを紹介するため、毎日違うことが起きる楽しさがあります。なによりも、リスナーの皆さんに「こねくと」を温かく迎え入れていただけたことが、とても励みになっています。

――まわりからの反響はいかがですか?

石山 聴いてくださっている方が多くて、最近もアクセサリーのデザイナーや工房の方が「こねくと」を聴いてくださっていることが分かったんです。さらに、私のパートナーのお兄さんも通勤の途中で「こねくと」を聴いていて「学級文庫の回 (※) が最高でした!」と言ってくださいました。偶然出会った方や知り合いがリスナーだと分かると本当に嬉しいです。

――では、蓮華さんとラジオとの出合いは?

石山 親がラジオを聴いていたので私も子どもの頃から聴いてはいたのですが、本格的に聴くようになったのは元カレの影響です。彼は部屋でずっとラジオを流しているほどラジオが好きで「たまむすび」のステッカーを机に貼ったり、宇多丸さんが勧めたライブに足を運ぶような人でした。彼の話のなかにいつもいろいろなパーソナリティの名前が出てきました。

――そうなんですか!

石山 彼がTBSラジオのファンだったので、私も聴いているうちに私の生活のなかにラジオが溶け込んでいきました。昔から大好きだったしまおまほさんも出演していることが分かったり、いろいろな番組のパーソナリティ像が出来上がっていきました。それ以来、自分でも好きな番組を見つけて聴いていますね。

※1 口に左右の手の指を入れて左右に引っ張りながら「学級文庫」と言うと「学級◯んこ」に聞こえるという話を発端に、リスナーが「学級◯んこ」と言っている音源を募集して次々に放送した。さらにこの遊びが何年前から始まったのか、という情報がリスナーから続々と届いた。

2023.06.13(火)
文=やきそばかおる
ヘアメイク=白銀一太(TENT MANAGEMENT)
撮影=榎本麻美