今月号の締切ギリギリまで試写室を巡りまくった映画評論家・マダムアヤコが、自信をもっておすすめする映画はコレ！ 邦画・洋画とりまぜて、とくとご覧あれ！
今回は『ジャッジ！』ほか4本を紹介。
賞取りレースの裏側を描くコメディ
『ジャッジ！』
(C) 2014「ジャッジ！」製作委員会
【必見！】映画祭も広告際も、その裏側は駆け引きだらけ
世界一のCMを決める国際広告祭の審査員を押しつけられた広告マンが、賞取りレースに悪戦苦闘する姿を描くコメディ。ちくわのCMに賞を取らせろという上司の無茶ぶりや、ライバル会社の横やり、クセ者ばかりの各国の審査員たちに振り回されるダメ広告マンに、妻夫木聡がぴったり。北川景子との相性もいい。実際にカンヌ国際広告祭で受賞経験があり、審査員経験もあるCMプランナーが脚本を手掛けているだけあって、笑いの中に意外な真実味も。荒川良々、リリー・フランキーら脇役も楽しい。
監督：永井聡 脚本：澤本嘉光 出演：妻夫木聡、北川景子、リリー・フランキー、鈴木京香、豊川悦司
●2014年1月11日(土)より全国ロードショー
2013.12.08(日)
石津文子＝文
CREA 2014年1・2月合併号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
この記事の掲載号
CREA 2014年1・2月合併号
運命の映画 最愛のドラマ
定価 670円（税込）
