今、2人に1人はがんになる時代と言われています。独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センターによると、生涯でがんと診断される確率は男性で58%、女性で43%です。親族ががんと診断されたことがある人も少なくないでしょう。「とにかく不安」という女性も多いですが、がんに備えるにはやはりがん保険が必要なのでしょうか。

 結論から言うと、普通の医療保険でもがんに備えることはできます。しかし、医療保険は一般に入院や手術をしたら給付金が出るといった保障になっています。がんの治療は通院での治療になることもあります。そのため、がんに特化して備えたいという人は医療保険よりもがん保険のほうがニーズに合う可能性が高いのです。

 ここで代表的ながん保険を見ていきましょう。たとえば、アフラックの「生きるためのがん保険Days」は、はじめてがんと診断された場合に一時金として100万円が出たり、通院保障が付いています。一時金は、たとえばかつらを買うなど、どんな用途にも使えるために便利です。また、先進医療が必要になるケースの多くががんの治療のため、がん保険に先進医療に備えた特約を付けるのも手でしょう。

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2013.12.22(日)
text:Yoko Hanawa
photograph:Fotolia