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 2022年11月1日にオープンした、ジブリの世界を表現した公園「ジブリパーク」。皆さんはもう行かれましたか?

 世界観をゆっくり、じっくりと体感してもらうために、完全予約制かつ1日のチケット販売数も制限している「ジブリパーク」はニューノーマルな旅にもぴったり。

 2023年の秋には『もののけ姫』をテーマにした「もののけの里」、2024年3月には『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』をテーマにした「魔女の谷」エリアがオープンする予定です。この2月10日にはGW期間を含む5月のチケット予約が開始されました。

 そんな大注目のジブリパークを編集部員がレポートします!

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※一般の来園者は撮影できないエリアがあります。


気持ちの良い森に包まれたジブリパーク

 名古屋駅から地下鉄東山線で藤が丘まで28分、そこからリニモで13分、モリコロパークの愛称で知られる愛・地球博記念公園駅にジブリパークはあります。

 広大なモリコロパークはひとつの森のよう。木々が立ち並び、気持ちの良い風が頬を撫でてくれます。てくてくと公園を歩いていくと、早速お出迎えしてくれるのが高さ約30メートルの「エレベーター塔」です。

 既存のエレベーター施設が見事に空想科学的なデザインに生まれ変わっています。『天空の城ラピュタ』や『ハウルの動く城』を彷彿とさせるその造型に早速心が躍ります。

まずはジブリの大倉庫へ

 「ジブリの大倉庫」はその名の通り、ジブリの世界観がギッシリ詰まった倉庫。中央階段は色鮮やかなタイルで装飾されており、思わず駆け出してしまいそうな高揚感に!

 タイル装飾に目を凝らすとマックロクロスケをはじめ、ジブリにまつわるいろいろなキャラクターを見つけられるなど遊び心もうれしいポイント。そうかと思えば、ふと見上げると『天空の城ラピュタ』に登場する「空飛ぶ巨大な船」が!

ジブリのなりきり名場面展でお気に入りの作品を追体験

 ジブリの大倉庫では、2023年2月現在、3種類の企画展示が楽しめます。

 世界中から集められたジブリ作品のポスター、映像・音楽パッケージ、書籍などを一堂に展示した「ジブリがいっぱい展」や2017年~18年に三鷹の森ジブリ美術館で開かれた企画展示「食べるを描く。」の“増補改訂版”も見逃せないですが、やはり行ったら見ておきたいのが「ジブリのなりきり名場面展」。

 ジブリ作品の登場人物になりきり、名場面の中に入り込める体験型の展示です。展示数は『千と千尋の神隠し』や『天空の城ラピュタ』、『もののけ姫』、『ゲド戦記』など13作品14コーナーあります。作品を思い起こしながら、なり切ることで、自分のお気に入りのジブリ作品を追体験できちゃいます。

 あなたのお気に入りはどの作品ですか?

2023.02.19(日)
文=CREA編集部
写真=橋本 篤