「金閣寺」(三島由紀夫)
言わずと知れた、三島由紀夫の長編小説。1950年に実際に起きた実際の「金閣寺放火事件」を題材に創作され、戦後文学の最高傑作と称されることも。
木々に囲まれ焚き火にあたって、日常から少し距離を置いた空間にいるからこそ、読んでみたくなる作品です。没頭しすぎて夜更かし必至なので、翌日は余韻に浸りながらゆっくり過ごしましょう。
選んでくれた人
SYOさん(物書き)
三島由紀夫の代表作であり、不朽の衝撃作。「人間が残虐になるのは、心身が安らいだ瞬間」――。自然に癒され、心に余裕ができた焚き火時間は、本著が謳うこの感覚を理解するのに最適なシチュエーション。面白く、深く、果てしない文学の凄みに、ぜひ浸ってください。
『金閣寺』
定価 737円
三島由紀夫 著
新潮文庫
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2023.02.04(土)
文=CREA編集部