徐々に世界を旅する人も増えてきましたが、自由に海外へ行かれなかった時期に、日本が誇る四季折々の魅力に改めて気付かされたという人も多いようです。
だから今こそ、手が届くところにある日本の魅力を再発見してみませんか?
日暮れが早い冬の時期だからこそじっくり楽しめる夜のイルミネーション、静寂に包まれた雪景色など、ウィンターシーズンの魅力をたっぷり味わいたいもの。
特集では、各エリアの観光の達人に、その地が誇る自慢の絶景・風物詩について教えてもらいました。
今回は、熊本県公式観光サイト「もっと、もーっと!くまもっと。」担当スタッフが選ぶ、冬の風景をご紹介します。
日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。この先の旅の参考にどうぞ!
◆草千里ヶ浜の雪景色
草千里ヶ浜は、烏帽子岳の北麓に広がる直径約1キロメートルの大草原。厳冬期には夏の青々とした草原景色から一転し、一面が雪に覆われ、池には氷が張り、周囲の木々に樹氷が施された圧巻の雪景色が広がる。
「噴煙を上げる中岳を望み、大きな池や放牧された馬が悠々と歩く姿など、絶好のロケーションを誇る阿蘇・草千里。新緑が輝く初夏も人気ですが、白銀の世界に包まれる冬はまた格別。標高の高い場所ならではの樹氷が現れ、氷の花が輝く絶景が拝めます。
澄んだ空気の中で見る白い雪の世界は、まるで映画のワンシーンのよう。例年2月中旬ごろまで眺められます」(熊本県公式観光サイト「もっと、もーっと!くまもっと。」担当スタッフ)
見ごろの時期:11月下旬~2月中旬
草千里ヶ浜の雪景色(くさせんりがはまのゆきげしき)
所在地 熊本県阿蘇市永草
https://kumamoto.guide/spots/detail/210
◆浮島神社
日本で初めて結婚式を挙げた夫婦と言い伝えられている「いざなぎ・いざなみ」の神を祀る、長保3(1001)年創建の浮島神社。
「夫婦神を祀ることから『安産の神』と崇められ、多くの妊婦さん、出産報告に訪れる親子など、子どもたちの幸せを願って訪れる人々が多い神社です。
冬の朝には池から立ち上る蒸気霧と神社が幻想的な景色を見せるとあって、フォトスポットとしても有名です」(くまもっと編集部)
浮島神社(うきしまじんじゃ)
所在地 熊本県上益城郡嘉島町井寺2828
https://ukishimajinja.com/
2023.01.12(木)
文=佐藤由樹