徐々に世界を旅する人も増えてきましたが、自由に海外へ行かれなかった時期に、日本が誇る四季折々の魅力に改めて気付かされたという人も多いようです。
だから今こそ、手が届くところにある日本の魅力を再発見してみませんか?
特集では、各エリアの観光の達人に、その地が誇る自慢の絶景・風物詩について教えてもらいました。
今回は、山口県観光連盟の末永亜紀子さんが選ぶ、冬の風景をご紹介します。
日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。この先の旅の参考にどうぞ!
◆夕日岬 はなぐり岩
瀬戸内海に沈む美しい夕日を眺められる笠戸島。この笠戸島の北部に位置する夕日岬では、海蝕穴・はなぐり岩と鮮やかな夕日の神秘的な光景が見られる。
「豊かな自然に囲まれた下松市笠戸島の、夕日の名所として知られる夕日岬。水面が茜色に染まる冬場は一番濃くて綺麗な夕日が見られるので、県外からも多くの方が写真を撮りに訪れます。
『はなぐり岩』と呼ばれる、海水の浸食によってぽっかりと空いた穴から、水面に映った夕日の光が伸びる景色は、目に焼きついて忘れられないほどの美しさです」(山口県観光連盟 末永亜紀子さん)
見ごろの時期:11月~2月
夕日岬 はなぐり岩(ゆうひみさきはなぐりいわ)
所在地 山口県下松市笠戸島
https://yamaguchi-tourism.jp/spot/detail_18593.html
◆笠山椿群生林
萩市北東部の笠山に広がる、約2万5千本ものヤブツバキの群生林。例年12月上旬〜4月上旬頃になると、樹上に色鮮やかな椿の花を咲かせる。
「火山溶岩の苔の緑と、椿の赤のコントラストが美しい景観です。群生林内は遊歩道が整備されているので間近で眺めることができ、展望台から椿群生林や日本海を一望すれば、気分が晴れること間違いなし!
また、見ごろの時期に合わせて、2月中旬~3月下旬頃に『萩・椿まつり』が開催されます」(末永さん)
笠山椿群生林(かさやまつばきぐんせいりん)
所在地 山口県萩市越ヶ浜 虎ヶ崎
https://yamaguchi-tourism.jp/spot/detail_14013.html
2023.01.05(木)
文=佐藤由樹