徐々に世界を旅する人も増えてきましたが、自由に海外へ行かれなかった時期に、日本が誇る四季折々の魅力に改めて気付かされたという人も多いようです。
だから今こそ、手が届くところにある日本の魅力を再発見してみませんか?
特集では、各エリアの観光の達人に、その地が誇る自慢の絶景・風物詩について教えてもらいました。
今回は、岐阜県観光連盟が運営する「岐阜の旅ガイド」スタッフが選ぶ、冬の風景をご紹介します。
日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。この先の旅の参考にどうぞ!
◆新穂高ロープウェイ
新穂高ロープウェイは、奥飛騨温泉郷の新穂高温泉に敷設された、全長3,200メートル、高低差1,039メートルのロープウェイ。ゴンドラは日本初かつ日本唯一の2階建て構造で、空中散歩を楽しみながら北アルプスや大自然の景観を満喫できる。
「新穂高温泉駅から第1ロープウェイと第2ロープウェイを乗り継ぎ西穂高口駅まで登ると、標高2,156メートルの雲上の世界に到着。西穂高口駅の屋上には展望台があり、西穂高岳、槍ヶ岳、笠ヶ岳などの北アルプスを見渡せ、360度の大パノラマが楽しめます。
また、冬季には一面が真っ白に染まり、この時だけの幻想的な風景を見ることができます」(「岐阜の旅ガイド」スタッフ)
見ごろの時期:12月~3月
新穂高ロープウェイ(しんほたかロープウェイ)
所在地 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷新穂高温泉
https://www.kankou-gifu.jp/spot/detail_1212.html
◆郡上八幡城
八幡山の頂上に築城された郡上八幡城は、作家司馬遼太郎氏の著書『街道をゆく』の中で「日本で最も美しい山城」と称された城。
「郡上市のシンボルであり、日本最古の木造再建城として有名な城です。
山の頂きに白亜の城がそびえる風景は凛として美しく、天守からは城下町の名残を残す町並みや奥美濃の山々を見渡せ、また、雪化粧をした冬の郡上八幡城も絶景です」(「岐阜の旅ガイド」スタッフ)
郡上八幡城(ぐじょうはちまんじょう)
所在地 岐阜県郡上市八幡町柳町一の平659
https://www.kankou-gifu.jp/spn/spot/1155/
2022.12.27(火)
文=佐藤由樹