古い建物が立ち並ぶロンドンでは、かつては違う目的で使われていた建造物が改築されて、ホテルとなる例が非常に多い。古いものに価値を見出し、丁寧に手入れをして繰り返し使う英国人の国民性を考えれば、これは驚くにあたらないだろう。
アップサイクルと同時に、グリーンエネルギーへの切り替えや残った食品のコンポスト化など、見えない部分での取り組みにも向き合うロンドンのホテルは、「快適さとサステイナビリティは、実は無理なく両立すること」を教えてくれる。
今ロンドンでおすすめのサステイナビリティなホテルを3回に渡りご紹介。
スタイリッシュでレトロなインテリアは実はエコ仕様
◆Artist Residence London(アーティスト・レジデンス・ロンドン)

ロンドンで一番Instagramに投稿されるホテルと言われるほど、インテリアが特徴的なセントラル・ロンドンの小さなデザイン・ホテル。


オーナー夫妻が自ら選んだヴィンテージ家具やリサイクル素材を使った遊び心溢れるインテリアと、新進気鋭のアーティストのユーモラスな作品が、ポップにマッチしている。

レストランは地元民からも人気が高く、一日を通してリーズナブルな価格で利用できる。

Artist Residence London(アーティスト・レジデンス・ロンドン)
所在地 52 Cambridge Street, London SW1V 4QQ
電話番号 +44 20 3019 8610
客室数 10室
料金 1室 180ポンド~
https://www.artistresidence.co.uk/our-hotels/london/

Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2022.12.18(日)
文=安田和代(KRess Europe)
CREA Traveller 2022 vol.4
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。