この記事の連載
ロンドンのサステイナビリティホテル #1
ロンドンのサステイナビリティホテル #2
ロンドンのサステイナビリティホテル #3
古い建物が立ち並ぶロンドンでは、かつては違う目的で使われていた建造物が改築されて、ホテルとなる例が非常に多い。古いものに価値を見出し、丁寧に手入れをして繰り返し使う英国人の国民性を考えれば、これは驚くにあたらないだろう。
アップサイクルと同時に、グリーンエネルギーへの切り替えや残った食品のコンポスト化など、見えない部分での取り組みにも向き合うロンドンのホテルは、「快適さとサステイナビリティは、実は無理なく両立すること」を教えてくれる。
今ロンドンでおすすめのサステイナビリティなホテルを3回に渡りご紹介。
目抜き通りから徒歩2分の閑静なリラックス空間
◆The Beaumont(ザ・ボーモント)
![季節ごとに入れ替わるオリジナル・カクテル( 20)が人気のル・マグリット・バー。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/d/1280wm/img_ad00b6af76127429863776984a96a196196504.jpg)
1920年代のジャズエイジを思わせるアールデコ様式のホテル。
![“メイフェア・スイート”の寝室(1泊 1,955ポンド~)。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/5/1280wm/img_9552cf5ab4c43bee0948246676c2ac88127422.jpg)
ロンドン一のショッピング街オックスフォード・ストリートから徒歩2分の位置にありながら、閑静で落ち着いた雰囲気がくつろげる。
![“メイフェア・スイート”のバスルーム。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/3/1280wm/img_535aebf2d000c6d763cd542dd631a536294926.jpg)
バスルームのアメニティはプラスチック不使用の王室御用達ブランド、D.R.ハリス。
![メインダイニング、ザ・コロニー・グリルでは、旬の食材を近隣から仕入れるのがモットー。ビーフは国内の小規模生産者から仕入れ、ホテルの熟成室で最低42日間熟成させるというこだわりぶり。リブアイステーキのエスカルゴ添え(44ポンド)。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/2/1280wm/img_12b520971ef7aa6c611842a0f6f09f36155111.jpg)
残ったソープは、持ち帰り用にアルミケースを用意しているほか、再利用チャリティに寄付するという徹底ぶりだ。
![エントランス。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/6/1280wm/img_d6415ba154603213524d7d74d210d52e362930.jpg)
The Beaumont(ザ・ボーモント)
所在地 Brown Hart Gardens, Mayfair, London W1K 6TF
電話番号 +44 20 7499 1001
客室数 72室
料金 1室 490ポンド~
https://www.thebeaumont.com/
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Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2022.12.14(水)
文=安田和代(KRess Europe)
撮影=川上 真
CREA Traveller 2022 vol.4
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。