この記事の連載
八木 泉さん[ジュンク堂書店三宮店コミック担当]
Q1:最愛の一作
『めぞん一刻』(高橋留美子/小学館)
小学生のころにリアルタイムで読み、子どもなりに大好きな作品でした。大人になって読み返したときに、分からなかった部分が分かって読み方や感じ方を2回楽しめた人生最愛の作品。
Q2:マンガを読むスタイルは?
基本コミック雑誌は電子になりました。
Q3:夜ふかしマンガ大賞に推薦した作品とその理由
『コーポ・ア・コーポ』(岩浪れんじ/ジーオーティー)
大阪の安アパートの住人たちの泥臭いドラマ。こういうのが読みたかった、これや! ってなりました。そして売りまくりました。売り場でもお客さんと共感できた気がしました。
『ひらやすみ』(真造圭伍/小学館)
もともと好きな作家さんです。世界感もほのぼの感もすごくよかったです。
Q4:各部門への推薦作品とその理由
●家族部門
『つつがない生活』(INA/リイド社)
「令和=現代ニッポン」のちょうどよい夫婦の生活の記録。こういう家族がいい。
八木 泉(やぎ・いずみ)
ジュンク堂書店三宮店コミック担当
丸善ジュンク堂書店でコミックジャンルアドバイザーチーフを務める。コミック担当歴20年というマンガの専門家。近年一番の衝撃作は『奈良へ』(リイド社)。
2022.12.14(水)
Text=Ritsuko Oshima(Giraffe)