【2022年12月】悟明老師が占う開運行動

 喜ばしい出来事が次から次へと起きる星回りにある日本。この時期の運気を強化する開運グッズは、以下の3つです。

 1つ目は「石敢當」という置物。

 魔除けとして用いられた中国伝来の風習に由来していて、日本では“いしがんどう”と呼ばれ、魔物が迷い込みやすい場所などに置くことで、災難から身を守ることができると信じられています。

 風獅(シーサー)の身体に“石敢當”の文字が刻まれた置物もあるので、好きなほうを用意し、風獅の顔、または文字の書かれた面を外に向けて飾り、好運を活かせる環境を整えてください。

 2つ目は、招財や安定をもたらすとされる紫水晶。

 円満を意味する球体の紫水晶を5つ準備してください。サイズは問いませんが、5つとも同じ大きさに揃えましょう。飾る際は、正方形の四隅と中央に紫水晶を配します。これは東西南北と中央、すべての方角の神様のチカラを借りる風水の手法のひとつ。あらゆる方向から安定した収入を得られるよう願ってください。

 水晶玉は転がりやすいので、敷物の上に配するのがおすすめ。オフィスの机、リビングのサイドボードなど、よく目につく場所に飾りましょう。

 3つ目は、「時來運轉」の文字を刻んだモチーフ。

 これは“時機が来れば運命も好転する”という意味で、形勢逆転を狙いたいとき、勢いをつけたいときにぴったりのお守りです。コイン型のモチーフに文字を刻んだもののほか、台湾では、ボウルに浮かべた水晶玉を流水でクルクル回転させるオブジェも人気です。

 こうしたグッズの入手が難しいようなら、掛け時計で代用を。その場合、イメージしてほしいのは、時計の針が外からの運気を取り込んで家の中に入れる様子。「3」が家の内側に、「9」が窓側に向くように掛けることがポイントです。

 「時來運轉」のグッズの場合は、「來」が家の内側、「轉」が外側に向くように飾ります。どちらの場合も掛ける場所は、窓の近くが理想ですが、文字や針の向きを合わせやすい場所であることを優先しましょう。

 今月の吉方位は、北と東。仕事上のキーパーソン、プライベートでの運命のお相手と出会う可能性が高いのは、この方角です。寺社にお参りする際も、北か東へ。財運と良縁に恵まれるようにとお祈りしてきてください。

 ラッキーカラーは、黒とピンク。運気をパワフルに上げる力を発揮してくれるでしょう。

悟明老師(ウーミン ラオシー)

「易屋軒命理」算命師。祖父の代から続く占術家で、一子相伝の奥義を受け継ぐ。占い歴は25年。本サイトでは東洋の占星術「十二太歳宮理論」に基づく干支の運勢を「鳥卦」によって詳細に解説。
台北市饒河街夜市内(饒河街220號の前)での鳥占いは、連日、長蛇の列ができる人気ぶり。生まれ年と質問を伝えると、神鳥が中国タロットのカードをついばみ、先生が解読。探し物が見つかるとのクチコミ多数。
※鑑定は17時30分~23時まで。鳥卦(約10分)は、一問につき300元。通訳を希望すれば、専属の通訳者がネット電話ごしに説明してくれる。鳥卦以外にも紫微斗数、四柱推命などのパーソナルな占いの依頼も可能。電話番号:0930-763-546(中国語対応)

Column

台湾発! 悟明老師が世界を占う

台湾の饒河街夜市での鳥卦(神鳥占い)が“当たる!”と評判の悟明老師。実はあらゆる占術に精通していて、台湾ではメジャーな紫微斗数での鑑定も行っています。そこで、日本の読者のために、毎月の世相を紫微斗数で読み解いてもらうことに。ここでは大局をみる際に使われる「天下第一盤」で占います。

2022.11.30(水)
文=堀 由美子