【2022年12月】悟明老師が占う「アジアの動き」
その月の鍵となる4つの星のうち、3つがアジアにある12月。まず、中国を示す武曲星は、2か月連続で凶星の化忌を伴います。そして同じく凶星の病符も。この星回りからは、ゼロコロナ対策がうまくいかず、経済は大打撃を受け、人々は不満を募らせ、抗議運動が散見される……という現状が続くものと考えられます。不満の矛先を日本やアメリカに向けるべく、挑発的な発言も増えることと思いますが、武力行使には至らないと見ています。
韓国&北朝鮮を示す天梁星は、吉星の化禄を伴います。さらに、厄を解く吉星・解神も入ってきます。韓国は10月に痛ましい事故があり、未だその悲しみが癒えていない状況かと思いますが、その際の問題点を今後の教訓とし、年末のイベントなどを盛り上げるべく環境整備をしていくのではないでしょうか。
気になる北朝鮮のミサイル発射ですが、いずれも単なる演習に過ぎず、過敏になる必要はないように思われます。また、12月はその頻度は減るでしょう。
東南アジアを示す太陽星には、吉星の天鉞と凶星の白虎が入ってきます。天鉞には災難を遠ざける力があり、比較的落ち着いたひと月が過ごせそうです。ただ、白虎は流血沙汰の災難を暗示していて、大型車による交通事故が起きる可能性を感じます。おおごとにならないことを祈っています。
台湾を示す天同星には、吉星の天魁、凶星の捲舌と天哭が入ってきます。また、三方四正で繋がる天機星にある天徳、巨門星にある禄存の好影響を受けることから、好運に恵まれ、明るい気持ちで過ごせるひと月になるでしょう。観光業も徐々に復活、宝飾や不動産も好調で、経済は上向き、人々の動きも活発になりそうです。
また、台湾ではマスク着用のルールも緩和され、コロナ前に近い風景が戻ってくるのではないでしょうか。凶星の作用については、舌戦を意味する捲舌があるため、11月の統一地方選挙で負けた側が不正を指摘して猛抗議する……といった騒動が勃発する可能性が少々。もう一つの凶星・天哭は人々を感傷的な気持ちにさせる星で、やはり選挙の結果に悲観する人も出てくることと思いますが、天魁のもとでは大きな影響はないでしょう。
そして、皆さんの住む日本=七殺星。今月の鍵となる左輔が吉星の化科を伴って入ってくるほか、同じく吉星の龍徳もあります。これはもう“大豊作”といっていい星回り。さらには、天同星にある天魁と天梁星の化禄の好影響もあり、万事順調と出ています。
このところの日本はコストプッシュ型のインフレに悩まされているようですが、今月は円高に向かうなど、何らかの明るい兆しが見えてくるのではないでしょうか。開国によるインバウンド効果も徐々に出てくるでしょう。また、投資運が良い時期なので、余力のある人は株や金などの購入にチャレンジしてみても。まとまった収入を得るチャンスがあります。
“まとまった”お金といえば、求めている人の多い一律の補助や給付金。この時期に現金が支給されれば、抜群の経済効果が期待できるでしょう。政府がこの好機を逃すことなく、経済が回り、人々の生活の質が向上する政策を打ち出してくれることを祈っています。
2022.11.30(水)
文=堀 由美子