たった１つの引き出しの片付けが、今の私の源
これは最近片付けた引き出し。シンプルな洋服が好きな私にとって、アクセサリーは必需品。開けた時に気分よくうっとりできると、毎日の幸せ度は変わります。「きれいにまっすぐ並べてしまわなければいけない、アクセサリー用の収納アイテムがないからしまえない……」そんな事が大切なのではなく、もどしやすく、出し入れしやすい自分オリジナルの収納方法が、長く続く秘訣。アクセサリーを外してくるっと丸めていれるのが、私にはむいています
リビングに置かれたチェストの右上の引き出しは、押し込まれたDMやら、もはや何に使うんだかわからない釘やらピンやら様々な物が押し込まれ、開きたくとも開かない状態。その引き出しから物を全て出し、必要な物と不必要な物を仕分け、整理して入れ直しました。すると、引き出しの中がキレイになって開け閉めが楽になった、と同時に、何だか私の気分がすっきりと晴れ、久しく味わっていなかった達成感を感じたのです。
毎日毎日終わりの無い、主婦としての仕事や、育児と違い、キレイになったら終了！ そんな「ゴール」のある片付けは、空間のみならず、私の心と頭の中を浄化してくれたのです。
片付けを始める事は、沢山のチャンスや出会いをもたらします。ママ友に「いつでも遊びに来て！」と言えたり、意中の彼に「お茶でも飲んでいかない？」とお誘いしたり。大事なお休みの日が、片付けに追われていつのまにか終了……なんて、もったいない時間を費やす事もなくなります。
片付けに正解はありません。自分にあった片付けのヒントをこの連載で手に入れていただけたら本望です。自分が心地よく、自分らしくいられる空間作りで、心地よい生活を手に入れましょう！
Column
鈴木尚子のもっと心地いい収納スタイル
CREAのインテリア特集に収納エキスパートとして登場し、“収納ベタ”読者にズバリ適切アドバイスを施した片付けのプロ、鈴木尚子さん。「実は片付けが大の苦手だった」鈴木さんが、結婚・出産を機に見つけ出した片付けの極意とは？ 理想の空間や暮らしに近づいていく整理術とは？ ご自宅のプライベートフォトを添えて、分かりやすくご紹介します。
2013.10.20(日)
