【2022年11月】悟明老師が占う「アジアの動き」

 天同星=台湾には、吉星の右弼が入ってきます。これは好運のサイン。折しも台湾は10月に国境を開放し、各地への直行便も続々と再開中。いよいよ観光業が活性化し、経済が回り出すと見ていいでしょう。凶星の陰煞がありますが、右弼の力が勝るため、大きな問題はなさそうです。

 天梁星=韓国・北朝鮮には、凶星の五鬼が入ってきます。これは“不穏な種が蒔かれるとき”と読み取れます。北朝鮮のミサイルによる威嚇は、その象徴といえるかもしれません。今月も引き続き、何らかの脅しをかけてくるのではないでしょうか。

 ただ、ロシアを意味する巨門星の星回りの好影響を受ける面もあり、政府が機能している韓国はその恩恵に与り、産業の活性化や開国による好況が見込めるでしょう。

 七殺星=日本には、吉星の天鉞と金匱が入ってきます。天鉞は天からもたらされる財産や有力者を意味し、金匱は金庫にお金が入る様子を示唆。現実に鑑みるならば、開国によるインバウンド需要で潤う業界が出てきて、経済が回り出すことが考えられます。

 また、円安傾向は続き、庶民は物価高に苦しむこととなりそうですが、その一方で輸出関連など大儲けする業種も。アメリカとの関係は、北朝鮮やロシアへの対応をめぐり、緊密な連携関係を築いていけそうです。

 しかし、日本の政府が打ち出す政策は、一部の層に利するのみ。皆にとって喜ばしいニュースは少ないかもしれませんが、街の賑わいをウィズコロナの一歩と捉え、前進する気力に変えていっていただければと思います。

2022.10.30(日)
文=堀 由美子