【2022年11月】悟明老師が占う開運行動

 景気の良さを実感するまでには至らないかもしれませんが、金運にはツキがある今月の日本。財を招くアイテムを身近に置いて、この時期の運気をしっかり掴んでください。おすすめは以下の3つです。

 1つ目は、8頭の馬が駆ける様子を描いた「八駿馬圖」。この意匠には、いくつかの解釈があるようですが、ここでは、それぞれ色が違う馬が八方へ駆ける様子から、四方八方からの悪を倒し、財運や助っ人を招いてくれるというイメージのチカラを借りましょう。

 画像検索をすると、いくつかのバリエーションが見つかるので、気に入ったものをプリントアウトし、オフィスやリビングに貼りましょう。大きいものなら、自分の定位置の背後の壁に貼るのが基本。小さいものならデスクマットに入れておいても。どちらの場合も、よく目につく場所であることが重要です。

 2つ目は、頭が龍、体が亀の形をした伝説上の神獣「龍亀」。龍は皇帝、亀は万寿を意味し、招財と長寿が叶う吉祥物として知られています。他にも、邪悪なものを遮り、幸運をもたらすパワーがあるとも。

 風水に用いられる置物は銅製が主流で、概して高価ですが、近頃は、日本でも樹脂製のものが手頃な価格で手に入るようになっているので、まずは專門店のサイトなどを調べてみましょう。甲羅の上に小さな亀が乗っているもの、たくさんの硬貨の上に鎮座しているものなど、さまざまな趣の置物があるので、お気に入りの意匠を探してみてください。

 置物の購入が難しいようなら、画像検索をして、気に入った絵や写真をプリントして代用を。置物も絵も、オフィスの机の上やリビングのよく目につくところへ。その際は、顔を外に向けて飾ることが大切です。

 3つ目は、木炭です。

 中国語の“炭”の発音と、稼ぐという動詞“賺”の台湾語での発音が近いことから“ずっと稼ぎ続けられる”縁起物として、木炭が用いられています。日本でも浄水や消臭に使われるほか、場の“気”を清めるアイテムとして取り入れている人もいるでしょう。

 開運アイテムとして使えるのは、真っ直ぐに伸びた木炭。人脈、資金、仕事に恵まれ、自らの働きで“稼ぎ続ける力”をもたらす効果があるといわれています。

 木炭の長さは八寸八分(約27センチ)のものが理想的ですが、手に入れにくい場合は、30センチでもOKです。長さよりも重要なのは、まっすぐであること、そして立てたときに倒れない太さであること。これをオフィスやリビングなどの目につきやすい場所に立てて飾ります。くれぐれも倒してしまうことのないよう注意してください。

 この時期の吉方位は、東と南。お参りはこの方角の寺社がおすすめです。

悟明老師(ウーミン ラオシー)

「易屋軒命理」算命師。祖父の代から続く占術家で、一子相伝の奥義を受け継ぐ。占い歴は25年。本サイトでは東洋の占星術「十二太歳宮理論」に基づく干支の運勢を「鳥卦」によって詳細に解説。
台北市饒河街夜市内(饒河街220號の前)での鳥占いは、連日、長蛇の列ができる人気ぶり。生まれ年と質問を伝えると、神鳥が中国タロットのカードをついばみ、先生が解読。探し物が見つかるとのクチコミ多数。
※鑑定は17時30分~23時まで。鳥卦(約10分)は、一問につき300元。通訳を希望すれば、専属の通訳者がネット電話ごしに説明してくれる。鳥卦以外にも紫微斗数、四柱推命などのパーソナルな占いの依頼も可能。電話番号:0930-763-546(中国語対応)

Column

台湾発! 悟明老師が世界を占う

台湾の饒河街夜市での鳥卦(神鳥占い)が“当たる!”と評判の悟明老師。実はあらゆる占術に精通していて、台湾ではメジャーな紫微斗数での鑑定も行っています。そこで、日本の読者のために、毎月の世相を紫微斗数で読み解いてもらうことに。ここでは大局をみる際に使われる「天下第一盤」で占います。

2022.10.30(日)
文=堀 由美子