ぐっと気温が下がり、秋本番! 全国から紅葉の便りも届き始めました。四季のある日本だからこそ、自然の移ろいを感じられ、その土地でしか見ることのできない絶景を愛でることができるのです。
そんな47都道府県の観光のプロがセレクトした、その地に息づく素晴らしい秋の景色をまとめてご紹介します。この先の旅の参考にどうぞ!
今回は、北海道・東北エリアの絶景&風物詩をまとめてご紹介します。
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
◆北海道
大沼国定公園
大沼国定公園は、北海道南西部の渡島(おしま)半島に位置する総面積約908ヘクタールの国定公園。園内には活火山である駒ケ岳や、噴火によってできた大沼・小沼・じゅんさい沼の3つの湖沼、沼に浮かぶ126の島があり、この島々を結ぶ橋を散策しながら大自然を満喫できる。
「駒ケ岳と湖沼の織りなす光景が美しく、例年10月中旬から下旬頃に紅葉が見ごろを迎えると、一層鮮やかな景色になります。
散策路をゆっくりと歩きながら、紅葉を楽しむのがおすすめです」(「HOKKAIDO LOVE!」スタッフ)
見ごろの時期:例年10月中旬から下旬頃
大沼国定公園(おおぬまこくていこうえん)
所在地 北海道亀田郡七飯町大沼町
https://www.visit-hokkaido.jp/spot/detail_10299.html
◆青森県
岩木山の紅葉
日本百名山のひとつに数えられ、富士山に似ていることから「津軽富士」とも呼ばれる岩木山。津軽平野に裾野を広げるように佇んでおり、標高1,625メートルと青森県内で一番高いため、周辺地域からはどこからでもその姿を眺められます。
「秋は山肌が美しく色づき、見事なグラデーションに彩られます。特に朝日に照らされ、岩木山がさらに赤く染まる時間帯がおすすめ。弘前市の『野市里』という直売所付近が絶好の撮影スポットです。
また『野市里』からは真っ赤に染まる街路樹のオオヤマザクラも見られ、色鮮やかな風景を満喫できます」(青森県観光企画課主査の豊川恭加さん)
見ごろの時期:例年9月下旬から10月下旬まで
岩木山の紅葉(いわきさんのこうよう)
所在地 青森県弘前市大字宮地字川添77-4 直売所「野市里」付近
http://www.iwakisan.com/
◆岩手県
八幡平アスピーテライン
八幡平アスピーテラインは、岩手県と秋田県にまたがる全長27kmの山岳ドライブロード。八幡平の火山帯や高原植物の群生、樹海といった大自然の景観を、車窓から眺めて楽しめる。
「9月下旬から10月上旬にかけて周辺の木々が紅葉の見頃を迎え、車中から見下ろす黄色く染まった広葉樹と青い湖沼のコントラストは絶景です!」(岩手県観光ポータルサイト「いわての旅」)
※見ごろの時期:9月下旬~10月上旬
八幡平アスピーテライン(はちまんたいアスピーテライン)
所在地 岩手県八幡平市~秋田県鹿角市
2022.10.13(木)
文=佐藤由樹