鎌倉での暮らしが教えてくれた「自然」と向き合う大切さ
テレビ朝日のアナウンサーとして10年間活躍した後、フラワーアーティストへ転身。現在、東京を拠点に幅広く活動する前田有紀さんですが、プライベートでは海と山に囲まれた自然豊かな鎌倉ライフを満喫しているそう。そんななか、前田さんが大切にしている考えや習慣、そこから行き着いたオーガニックソープ「マジックソープ」のある生活について語ってもらいました。
一家で憧れの鎌倉へ。便利さと引き換えに得た「自然」との共生

「子供が一歳のとき、自然のある環境で子育てがしたいと思い、憧れだった鎌倉へ移住しました。これまでの便利な暮らしに慣れていたので、駅から家まで離れていたり、お店の閉まる時間が早かったりと、最初は不便に感じることも多かったです。でもその分、やっぱりすごく自然が豊かで。海があって山があって、そこかしこに季節の花が自然に咲いていて、いろんな生き物たちが住んでいる。それらと密接に触れ合いながら自然の恩恵を直に感じられる生活は、不便さを吹き飛ばすほどの魅力でした」
地域の人たちが教えてくれた「自然」への思いやり

「鎌倉に住んでからは、気付きと学びの連続です。たとえば子どもが落ちているゴミをすぐ拾うのですが、最初は汚いから拾わないで! と言っていました。でもある日、ママ友と遊びに出かけて子どもが同じようにゴミを拾ったとき、彼女は袋を出して『ここに入れてね』と言ったんです。それを見て、遊ぶ先にあるものを持ち帰るのは当たり前なんだと学びました。
また、出店先で花を販売しているとマイバッグを持参するお客様が多く、野菜は籠バッグに入れて持ち帰っている方もいたりして、皆さん環境に配慮した暮らしを楽しんでいるんです。それがおもしろいと思って、人から少しずつ教えてもらって私も実践している最中です」
2022.09.30(金)
文=平野美紀子
撮影=釜谷洋史
ヘアメイク=山下光理
スタイリスト=徳永千夏