散歩に運動にルンルン気分で公園に行ってみる

 台湾の公園は幸せだ。お花もよく手入れされて、運動する人や小さな子供たちでいつも賑わっている。夏は、夜の10時でも幼稚園児がキャッキャッしていて、夕食後の時間が一番混雑する。近所のヤンキーがうんこ座りで悪さをする隙もない。

 よくリニューアルをするので、遊具はどんどん更新される。アスレチック、音の出る遊具、車椅子でも遊べるブランコに、地面にトランポリンが埋まっている公園もある。台北中どこにでもあるのが、“それで運動をするとルンルンしてる人に見える健康器具”。大した運動にならないが、見かけるとついやってしまう謎の吸引力がある。ルンルンした人がいれば、そこは間違いなく幸せな空間になる。

次回はレトロスイーツと台湾茶など、癒しのひとときについて紹介します。

1回目「台湾の小菜、粉もの、スイーツ」を見る

青木由香さん

神奈川県生まれ。台湾在住。多摩美術大学卒業後、世界各国を旅行するなか2003年に台北で語学を学ぶ。2005年に台湾の出版社から出版した『奇怪ねー台湾』がベストセラーに。2011年よりJFN系ラジオ『楽楽台湾』のパーソナリティを8年務める。2015年、台北に台湾のいいものを紹介するショップ&ギャラリー『你好我好(ニーハオウーハオ)をオープン。「ほぼ日」の連載『台湾のまど』や各メディアで大好きな台湾を日本に紹介している。著書は『台湾ニイハオノート』『好好台湾』『最好的台湾』『台湾のいいものを持ち帰る』など多数。

暮らしの図鑑 台湾の日々 マネしたい生活のあれこれAtoZ×基礎知識×実践アイデア

長年台湾に暮らし、生活の隅々を体験してきた青木由香さんの日々を切り取った1冊。
衣食住から、人との接し方・関わり方までAtoZで紹介。観光旅行だけでは知ることができない、台湾の魅力に触れることができる。

青木由香 著
定価 1,980円(税込)
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