瀟洒な洋館で優雅なティータイムを
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次に向かったのは、山手地区。山手234番館やエリスマン邸、ベーリック・ホール、外交官の家など、異国情緒あふれるエリアを歩いていると、赤と白の可愛い洋館が見えてきました。
1978年創業の「えの木てい 本店」は、元々、外国人の方が住んでいた家を今のオーナーが買い取って、お店にした洋菓子店。
![おとぎ話に出てくるようなロマンティックな雰囲気。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/3/1280wm/img_83a2a2b5c05c427095afd1d905bc1d2f122331.jpg)
150年以上も昔のアンティーク家具がおかれたティールームでは、手作りのスイーツとお茶をいただけます。
メニューの中から、お好みのケーキとドリンクを選ぶ「ケーキセット」(1,386円)をオーダーしました。ケーキはどれも美味しそう! メニューとにらめっこし、悩むこと数分。一番人気の「ロザライチ」をチョイスしました。
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運ばれてきたケーキの鮮やかな色合いに目が奪われるものの、早速一口。ライチのムースの爽やかさに、酸味が効いたフランボワーズとローズのムースが重なり、馥郁とした香りが口と鼻を抜けていきます。
真ん中にあるフランボワーズのジュレは固めなので、食感のアクセントに。上にトッピングしてあるバラは食用なので、花弁は食べられるのだとか。バラを目一杯堪能できるスイーツですね。
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他に気になった「薔薇の香るスイートロールケーキ」は、15年前の開校祭記念で作成、提供したメニューだそうで、中央部分にあるローズのブリュレを、北海道産の生クリームで包み、バラを練り込んだ生地で巻いたもの。
紅茶ライセンスを持つオーナーが茶葉もブレンドしているので、紅茶も美味しいところも嬉しいポイントです。また、本店でしか購入できない看板商品の「チェリーサンド」は、当時のママさんが作るチーズケーキにかけたチェリーソースが好評だったことから誕生したお菓子なんだとか。
![夏は冷やして食べると、ひんやり&さっぱり。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/e/1280wm/img_bed18152c08fd104a2b7a50bf8fc470d300355.jpg)
今回は、さわやかなレモンの酸味がきいた「横濱レモン」(4個入り、691円)をお土産にGET。
そのほか、2階にあるスイーツショップでは、マカロンや雑貨なども販売しているので、食後に立ち寄ってみては。
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せっかくの横浜なので、定番スポットも抑えつつ、意外と知られていない穴場やニュースポットも巡ってみました。
横浜といえば、みなとみらいや横浜中華街など、観光地のイメージが強いですが、実際に歩いてみると地区によって景観が違い、のんびり過ごせるスポットもある街で癒されました。
「後篇」では、夜に楽しめる横浜のナイトスポットをご紹介していきます。東京からほど近い、まだ見ぬ横浜。ふとした時に訪れてみてはいかがですか。
えの木てい 本店
所在地 神奈川県横浜市中区山手町89-6
電話番号 045-623-2288
営業時間 12:00~17:30、休日は11:30~18:00 いずれも(L.Oは各30分前)
定休日 無休
https://www.enokitei.co.jp/
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2022.08.27(土)
文=根津香菜子