【横浜リトリートの旅へ】 花やグリーンを愛で、味わう 心と体をゆるめにでかけよう

一口ごとに心もお腹も満たされる、野菜たっぷりランチ

すべての写真を見る

　たくさん歩いて回ったので、お腹もペコペコ！　ここらでランチタイムにしましょう♪　東白楽駅から徒歩2分の場所にある「ICONIC STAGE cafe」では、新鮮な無農薬ハーブやエディブルフラワーを使ったメニューがいただけます。

　料理に使う葉野菜やハーブは、同じビルの３階にある水耕栽培農場で育てている「ビル産ビル消」スタイル。

　かわいらしい店内は、2人がけのテーブルやカウンター席のほか、奥に6人ほどが座れるテーブル席があり、ママ友のランチ会などに使われることも。

 「新鮮な野菜をサラダで思いっきり食べてほしい」というオーナーの思いから、ランチメニューにはボウルいっぱいのサラダがつきます(「アイコニックパワーサラダ ランチセット」を除く)。

　サラダボウルには約10種類の野菜が入っているそうなので、どんな野菜やハーブが入っているのか見つけるのも楽しいです。

　ランチで一番人気の「アイコニックパワーサラダ」は、シルクレタス、レッドソレル、ルッコラ、セルフィーユ、ディルなど10種類以上の葉野菜やハーブに、モリンガとハーブのドレッシングがかかっています。

　さらに、塩麹につけた鶏肉のソテーや、パワーフードとして有名なキヌア、植物性でできたチーズのような食感の豆腐もトッピングされていて、この一皿で一日分の栄養を摂取できる気がしますね。

 「タンドリーチキン 自家製フォカッチャサンド」は、スパイシーな味付けのチキンをサンドし、シャキシャキしたレタスの食感が楽しい一品。フライドポテトもついて、ボリュームも満点！

　数あるランチメニューの中から、私がチョイスしたのは「ビーツフムスの薄焼ピザ」。中東でよく食べられているひよこ豆のペースト「フムス」にビーツを混ぜ、その上に葉脈が赤い「レッドソレル」などの葉野菜やディル、マッシュルーム、砕いたナッツなどが乗っています。

　ピザ生地は焼き揚げしてあるので、外はカリッ、内側はサクッとしたクリスピー食感。動物性たんぱく質や乳製品は使われていませんが、フムスにはスパイスが効いていてしっかりとした満足感があり、一口食べるたびに「体にいいものを食べているな」と感じられて、お腹も心も大満足！

　カフェを利用した人は、3階で行っている水耕栽培を見学することもできます。ここでは約20種類の葉野菜やハーブを育てていて、これほど多くの種類を水耕栽培しているのは珍しいのだとか。

　水耕栽培をすることで、バジルは香り高く、ルッコラは青臭く、といった野菜そのものの味や香りが濃くなるそうです。自分が食べるものがどう栽培されているのかを実際に見ることが出来ると、安心しますよね。

　また、1階に併設されたパティスリーショップでは、エディブルフラワーを使った見た目もかわいいスイーツを販売しています。

 「キューブケーキ」(各486円)は、ココナッツ生地の中に酸味のあるフルーツ餡を入れ、ホワイトチョコをかけた上にエディブルフラワーをトッピング。少し温めて食べると、中のフルーツ餡のフレッシュな酸味がより引き立つそう。

 　店長の向井さんによると、エディブルフラワーは見た目がキレイなだけでなく、花の種類によってビタミンやミネラルが豊富だそうなので、目で見ても食べても良し！　自分用のお土産やプレゼントにもいいですね。

2022.08.27(土)
文＝根津香菜子