1834年に東京・日本橋にて創業し、最高のフルーツを追い求める「日本橋 千疋屋総本店」。そして、イタリアの伝統を現代にアップデートし、ネオトラディショナルな味の世界を追求する「ブルガリ イル・リストランテテ ルカ・ファンティン」。
最高峰が手を取り合い、これまでにない宝石箱のような胸が高鳴る逸品が誕生しました。まさに眼福のドルチ・ボックスは食べても至高。この夏、忘れられない美食体験を約束します。
ドルチ・ボックスは厳選された8種類のフルーツを使用
今回のコラボレーションで使用したフルーツは全8種類。
ピオーネ、パッションフルーツ、シャインマスカット、マンゴー、黄金桃、パイナップル、プラム、マスクメロン。最適な「食べごろ」を見抜き、よりふさわしいタイミングと状態で提供することにこだわり抜いて千疋屋総本店が用意したものです。
その8種の最上のフルーツがブルガリのパティシエによって至高のイタリアンドルチェとして昇華しました。2段のお重に分けられたデザートボックスは高揚感を秘めたジュエリーボックスのよう。
左のボックス(左上から時計回り)
・黄金桃のティラミス
ジューシーな果肉・果汁を余すところなく味わうため、ヴェネト州発祥の菓子・ティラミスを採用。濃厚な桃の果汁をたっぷり吸わせたサヴォイアルディ(フィンガービスケット)に、マスカルポーネチーズのコクを合わせ、香り立つ華やかな一品に。
・パイナップルのババ
南国の果物には、南国の蒸留酒。相性抜群のラム酒を使ったナポリの名物菓子・ババに仕上げました。発酵させた生地にパイナップル果汁とラム酒をたっぷり染み込ませています。8品の中でも群を抜く瑞々しさで夏の風が吹きます。
・プラムのカンノーロ
ほんのり甘く、酸味が魅力のプラムにはリコッタチーズを合わせてイタリアでも大人気の菓子・カンノーロに。プラムの果肉、リコッタチーズとチョコレートのクリーム、そこにカンノーロの生地を砕いたものを重ねて層に。それぞれの素材が違った食感を奏でる、食べ応えのあるドルチェです。
・マスクメロンのビアンコマンジャーレ
濃厚な味わいと香気で人々を魅了する果物の王様・マスクメロン。その高貴で繊細な風味を引き出すため、ビアンコマンジャーレに。シチリア産アーモンドがもつ微かな苦味がマスクメロンを更なる境地へと導きます。見事に華開いたメロンの味わいをご堪能あれ。
右のボックス(左上から時計回り)
・ピオーネのズッパ・イングレーゼ
ピオーネの爽快な香り、強い風味、そして皮の渋みを活かすためにシェフが選んだのがズッパ・イングレーゼ。柑橘系とスパイスの香りを持つトスカーナ産の薬草のリキュール・アルケルメスを纏ってさらにエレガントに。
・パッションフルーツのメリンガ・コン・フルッタ
パッションフルーツの食感と酸味にアプローチするのはアーモンドパウダーの入ったメレンゲ。ヘーゼルナッツではなくアーモンドパウダーを選んだのは風味をより際立たせるため。口に入れた瞬間にメレンゲが生クリームとパッションフルーツの酸味がハーモニーを奏で、儚く溶けていきます。
・シャインマスカットのパンナ・コッタ
口に入れるとパリッと芳醇な香りが弾けるシャインマスカット。そのパートナーに選ばれたのはタヒチ産バニラビーンズ。ピエモンテ州の冷菓、パンナ・コッタに仕上げました。微かに香るのはアニスとグリーンのようなビターアーモンド。そのシェフの気遣いがシャインマスカットの美味しさを一層華やかに彩ります。
・マンゴーのクロスタータ
人気のマンゴーは薄着でシンプル、ストレートに魅力を表現。イタリアの「粉」文化を代表するベーシックなタルト、クロスタータに仕上げました。マダガスカル産のバニラビーンズとマンゴーで仕上げた濃厚なドルチェは大満足のひと言です。
「自然に抗うことなく、自然のまま、あるがまま」を「つくりだす」。
イル・リストランテのエグゼクティブシェフ、ルカ・ファンティンの言葉です。
その言葉通り、そのままでも自然の恵みを十分に表現している千疋屋総本店のフルーツの持つ力強さをトラディショナルな技術で敬意を持って調理をすることで「ブルガリ アフタヌーン・ドルチ・ボックス×SEMBIKIYA」は新たな味覚を纏ったデザートボックスへと進化しています。
2022.08.05(金)
文=CREA編集部
写真=平松市聖