米国パームスプリングスへの新婚旅行もプレゼント

空飛ぶ結婚式場として使われたエアバスA320を背景に、クルーとともに記念撮影。中央左がアリー・ワニカウさん、右がリンレイ・ベンドールさん。婚姻が認められる日を待ち焦がれたという

 式に続いては、サプライズ演出として聖歌隊が登場。4月に同性婚の法案が可決された際にも国会で歌われたマオリのラブソング「ポカレカレ・アナ」を披露した。

 2人には、このスペシャルフライトにあわせて、アメリカ屈指の高級リゾート、パームスプリングスへの新婚旅行もプレゼントされた。真冬のニュージーランドから真夏の南カリフォルニアへ、さぞかし素晴らしいハネムーンを楽しんだことだろう。

 この式に参加したニュージーランド航空のチーフ・ピープルオフィサー、ロレイン・マーフィーは語る。

「機上での式は、新しい法律の施行を記憶に刻む、印象的な方法だったと思います。機内は本当に陽気でおめでたい雰囲気に包まれていました。また、誓いの言葉の後に沸き起こった拍手には胸を打たれました。ニュージーランドという国の多様性を象徴する、素晴らしい式だったと言えるでしょう」

 まさに、自由に満ちた新時代を告げるフライト。リンレイさんとアリーさんの結婚生活が笑顔にあふれたものになることを祈りたい。

ニュージーランド航空
URL www.airnewzealand.jp

2013.09.14(土)