腕によりをかけた手料理を自慢の器にセッティングしたのに、何かが足りない――。
パーティを開くたびにこんな悩みを感じているのなら、それは器の選び方が間違っているのかも。
実は集いの器には、適したサイズや形など、ちょっとしたルールがある。
それさえ守れば、料理に手間をかけなくても、多種多様な皿がなくても、おもてなし度はぐっと上がるのだ。
今回は耐熱の器を紹介。
最近、器好きの人たちの間で密かなブームとなっているのが耐熱の器。
陶芸家の中でも、耐熱の作品を発表する人が増えているのだとか。
オーブンで焼いたり、火にかけて焼き目をつけたらそのまま食卓に直行できるのがいいところ。
ジリジリ、パチパチという芳しい音や、おいしそうな湯気もご馳走のうち。作る→食べるというライブ感で、食卓が盛り上がる。
直火OKの器でミニステーキを
“作る”と“使う”をひとつにした器。フライパン型の耐熱皿で、ステーキや付け合わせの野菜を焼いたらそのまま食卓へ。井山三希子作 耐熱皿 18×23×高さ 3cm ¥7875/夏椿
2013.08.05(月)
composition:Noriko Ichida
text:Noriko Ichida
photographs:Takeharu Hioki
styling:Yuko Magata